ダイバーシティ推進の取組みについて

多様な人材の活躍推進

多様な人材が自分らしく活躍し能力を発揮できる職場づくりを目指し、さまざまな取組みを行っています。

女性のキャリア形成支援

千葉銀行はこれまでも国内の銀行で初めて女性を支店長に登用するなど、女性活躍推進に積極的に取組んでまいりました。現在も、女性の管理職登用の数値目標の設定や、専用育成プログラム、戦略的な配属などを通じて、職員の4割以上を占める女性が高い意欲を持ち能力を十分に発揮できる職場づくりを進めています。

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の「行動宣言」

2014年6月27日、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」が、「行動宣言」を策定・公表しました。「行動宣言」の策定メンバーとして、経営トップが本会に参加しました。

千葉銀行は、「行動宣言」の3つの柱(「自ら行動し、発信する」「現状を打破する」「ネットワーキングを進める」)に沿って、今後とも女性の活躍推進に積極的に取組んでまいります。

ご参考

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」について
2014年3月28日に首相官邸で開催された「輝く女性応援会議」を契機に、輝く女性・輝こうとする女性たちを応援する各界のリーダーたちによるムーブメントが拡がっています。このようななか、女性の活躍推進に積極的に取組んでいる企業の男性リーダーによる「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」が開催されました。

女性の管理職登用に関する数値目標の設定

女性の職域拡大・管理職登用を推進するため、女性の管理職登用に関する数値目標を設定し、役職者等、さまざまな分野で活躍する女性を育成しています。

【女性の管理職登用に関する数値目標】

2026年7月1日までにリーダー職以上に占める女性比率を30%以上とする。

  • 「リーダー職」とは、支店長代理など、部下を持つ職務にある職員及びそれと同等の地位にある職員であり、担当業務の責任者として、組織マネジメントの職責を担う者です。

【女性登用の状況】

2023年7月現在
役員 4人
部長 5人
支店長・所長・副部長 25人
副支店長・次長 84人
リーダー職以上登用数
(女性比率)
551人(28.4%)
  • 人数及び比率については、出向者を除いた職員を対象としています。また、部長には執行役員1名を含みます。
    役員29名のうち4名(社外取締役2名、取締役1名、執行役員1名)が女性です。グループ会社15社の取締役のうち10名が女性です。

女性の育成プログラム

女性職員のキャリア形成をサポートし、能力開発を行うことを目的に、世代・職階別の女性が抱えるライフステージやスキルなどの課題に応じた研修プログラムを実施しています。

その他、各種トレーニー(研修制度)への積極的な派遣や、渉外担当者向けの少人数制の勉強会など女性職員の活躍の場を広げる取組みを積極的に進めています。

メンタリングセッション

2020年度より、行内メンタリング制度「メンタリングセッション」を導入、その時々の課題に合わせ、対象階層を毎年度見直しながら実施しています。2023年度は役員が女性管理職のメンターとなり、心理的安全性を前提とした対話の中で、マネジメントのノウハウや高い視座を伝承することで、幹部候補としてモチベーション高く役割遂行する一助として実施しています。

また、千葉銀行が参加するTSUBASAアライアンスでは、2022年度から「TSUBASAクロスメンター制度」を共同で創設し、運用を開始しました。本制度は、将来の幹部候補層となる女性行員のキャリア形成やリーダーシップ向上を目的とした各行横断型メンタリング制度で、役員がメンターに、女性管理職がメンティとなり、他行同士のメンバーを組み合わせることで、組織が異なるからこそ実現する本音の対話により、本質的な課題を顕在化し共に解決を目指すことで、メンティのキャリア形成を支援する取り組みとして実施しています。

経営層による管理職育成

千葉銀行では経営トップが幹部職クラスの女性の育成に積極的に関わっています。
支店長・部長クラスの女性職員に対しては次のステップに向けた視座を高める機会として、経営トップや女性取締役による「意見交換会」を定期的に開催しています。

行内外のネットワーク構築

多様な価値観やロールモデルとの出会いを通じ、今後のキャリアを考えるための新たな気づきを得られるような機会を設けることを重視しています。行内報や座談会を通じロールモデルの紹介を定期的に行っている他、女性リーダー育成や外部ネットワークの構築を目的に他社が開催する研修や業種交流会等へ積極的に女性職員を派遣しています。
また、千葉・武蔵野アライアンスや千葉・横浜パートナーシップでは合同セミナーを実施し、武蔵野銀行や横浜銀行の女性職員との交流を通じた同業ならではの課題解決やキャリア形成に向けたネットワーク構築を行っています。

女性活躍推進法に基づく行動計画

千葉銀行は、女性職員のさらなる活躍の場を広げ、誰もが働きやすい環境職場づくりを進めるため、女性活躍推進法の定めに基づく「一般事業主行動計画」を策定し千葉労働局に届け出ています。
2022年2月、女性活躍推進の取組みの実施状況が認められ、銀行業界で初めて厚生労働大臣による優良認定マーク「プラチナえるぼし」の認定を受けました。

認定マーク「プラチナえるぼし」

女性が活躍しています!

  • 女性の個性と能力が十分に発揮できる社会を実現するため、国、地方公共団体、民間事業主(一般事業主)の各主体の女性の活躍推進に関する責務等を定めた法律です。

グループ各社においても、女性活躍推進に取組んでおり、2021年8月に、ちばぎん証券株式会社が「プラチナえるぼし」を、2016年8月には、ちばぎんコンピューターサービス株式会社が「えるぼし」(最上位)を取得しました。

障がい者の活躍推進

千葉銀行は2005年9月に障がい者雇用優良事業所として「厚生労働大臣表彰」を受賞するなど、従来から障がい者雇用の促進に努めてまいりました。

2006年12月に設立した「ちばぎんハートフル株式会社」は、地銀初の障がい者雇用にかかる特例子会社の認定を受け、2023年6月現在、42名の障がいのある方を雇用し、銀行で使用する伝票の作成やデータ入力等の業務を行っています。

なお、2023年6月の障がい者雇用率は、銀行単体で1.72%、ちばぎんハートフル株式会社等合算で2.63%です。

多様性を受け入れ、それぞれの置かれた環境や立場を尊重し、一人ひとりがその持てる力を最大限発揮できる組織を作り出すことが、ちばぎんグループの活性化につながるものと考え、今後もグループ一体となって障がい者の活躍を推進してまいります。

外国人の活躍推進

千葉銀行では、2004年に海外現地職員をロンドン支店長に登用するなど、従来から外国人の活躍推進に取組んでいます。

そのほかにも、多様な人材を受け入れることで新たな発想を生み出す企業風土づくりを目指し、海外現地職員の日本国内への派遣や新卒での外国人採用を実施しております。

シニア人材の活躍推進

千葉銀行ではシニア人材が有する豊富な知識・経験・スキル等を活かしていくための仕組みづくりを進めています。キャリア・ビジョンを考えるための研修や、各人の得意分野や就業ニーズを把握するための個人別カウンセリングなどの取組みを強化し、年齢に関わらず各人のやる気・能力に応じて支店長等の重要な職位に登用しています。
2019年7月にはこれまでに培った経験やスキルを活かして65歳超の勤務を可能とする「シニアパートナー制度」を創設しました。

LGBTなど性的少数者への取組み

千葉銀行では全役職員の人権を尊重し、全役職員が働きやすい職場環境の整備のため、「ちばぎんグループ人権方針」や就業規則で、性的指向や性自認等に基づくハラスメントや差別を容認しないことを明記しています。
また、e-learningや集合研修、行内報等を通じLGBTなどの性的少数者に対する基本的な理解浸透に取組んでいます。

多様な人材のキャリアアップ支援に向けた取組み

高い専門性に加え、広範なビジネススキルを有するプロフェッショナル人材を育成していくため、職員の業務スキルをデータベース化し、一人ひとりのスキルに応じた実践的な研修を実施しています。また、専門部署や外部企業への派遣、異業種交流研修、職務公募などを実施しています。