銀行の「NISA口座」使いこなし術(後編)

マイナビニュース

株式はもとより債券や不動産まで幅広い対象に投資できる株式投資信託

投資信託は、たくさんの投資家からお金を集めてプロが運用する仕組みで、それぞれに運用方針があります。例えば「日本の株式に投資する」、「海外の株式に投資する」、「海外の債券に投資する」、「上場不動産投資信託に投資する」など。株式のみならず、債券や不動産まで、株式投資信託を通すことで、さまざまな対象を選んで投資することができます。日本では現在、数千本もの投資信託が運用され、各銀行では、これらの中からピックアップして、NISA口座で利用できる投資信託を品揃えしています。つまり、銀行により、利用できる投資信託は異なるということです。

まずは、NISA口座を開こうと考えている銀行のサイトを見て、どんな投資信託が利用できるかを見てみましょう。

初心者なら積立投資も選択肢

NISA口座で、どのような投資信託を選び、どのようなタイミングで売買するかは、自分がどんな投資スタイルを望んでいるか、年齢やほかの資産との兼ね合い、将来そのお金をどう使いたいかなどにより違ってきます。

投資信託のメリットのひとつは分散投資ができること。ひとつの株式や不動産への投資だと、それが値下がりすると、そのまま影響を受けます。複数への投資なら、ひとつが値下がりしたり、価値がなくなっても、他のものが支えてくれることになります。例えば「日本株に投資する」投資信託は、複数の日本の株式に投資をすることで分散投資を行っているわけですね。さらに、一度に買うのではなく、毎月、一定額を買っていく積立投資なら、買付の時期を複数回に分散することで、値動きの影響を緩和することができます。

また、なるべく値動きが小さいほうがいい、幅広い対象に投資をしたいなら、「バランス型」と呼ばれる株式投資信託が候補となります。「バランス型」は、日本の株式や債券のみならず海外の株式や債券にも投資をします。日本や海外の不動産や金まで組み入れたタイプもあります。値動きの異なる複数の対象に投資を行うことで、全体としての値動きがおだやかになる傾向があります。初心者なら、世界全体に投資をすることで経済成長による利益を求めつつ、値動きのブレ幅を抑えるために、バランス型の株式投資信託を積立てで買っていくのも、ひとつの選択肢です。

NISA口座で運用できるのは5年間(5年後に120万円を限度に次の年のNISAの非課税枠に移行することも可能)。1人最大600万円までの投資ができて、その利益が非課税になるのは大きなメリットです。投資を考えているなら、NISA口座を利用しない手はありません。もちろん投資ですから、元本割れのリスクもあります。投資に取り組むには、やはり相応の知識が必要です。

これからの生活を思い描きながら、自分なりの投資の方法とNISA口座の活用法を考えてみませんか?

⇒銀行の「NISA口座」使いこなし術(前編)へ

<著者プロフィール>
ファイナンシャルプランナー 坂本綾子
20年を超える取材記者としての経験を生かして、生活者向けの金融・経済記事の執筆、家計相談、セミナー講師を行っている。


【関連リンク】
<ご案内>ちばぎんでNISAをはじめよう!NISAのご案内はこちら

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