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美人アナリストが若手社会人にこっそり教える「資産運用術」
第2回 ニュースや日常から見えてくる経済

みなさんが日常、何気なく目にしているテレビのニュースや新聞は、経済と繋がっています。それらが経済に与える影響について考えていきましょう。

なんで「円高」「円安」が話題になるの?--「輸出株」と「輸入株」

例えば国の政策金利が上がると株価は下がる傾向にあり、原油が上がるとコスト増加などが嫌気されて株価は下がる傾向にあります。為替では基本的に円高になると輸出関連銘柄を中心に株価が下がります。どういうことかというと、日本の企業がアメリカで100万ドルの売上をあげた場合、日本円に換算して計上するわけですが、為替で1ドルが100円の場合、売上は100円×100万ドルで1億円、1ドルが90円と円高になっていると売上は90円×100万ドルで9,000万円と、1,000万円もの減収となります。

つまり、円高になるほど輸出企業はマイナスな状況に陥ってしまうわけなのです。しかしアメリカから輸入をする場合は逆です。今まで1ドル100円で買っていたものを1ドル90円で買うことができるので、円高になるほど輸入企業にとってはメリットがあるわけです。

収益に占める輸出の寄与度が高い企業の株式を、一般的に「輸出株」または「輸出関連株」と呼びます。具体的には、海外市場に積極的に製品輸出を行っている企業、つまり自動車、電機、機械、精密機器、ハイテク関連の株を指します。円高は輸出によって収益をあげている企業業績の重しとなりますので、為替が円高になると輸出株は下落する傾向があります。

反対に「輸入株」は電力会社や小売など、収益に占める輸入の寄与度が高い企業の株式を指します。商社の場合ですと海外から原材料などを安く入手することができれば、業績はプラスとなるため、為替が円高になると輸入株は上昇する傾向があります。将来の株価を予測する際に為替変動はとても重要であるといえるので、特に影響を受ける輸出、輸入株と併せてチェックしてみてくださいね。

新しいビジネスを行う会社が増加する見込み、そうしたニュースにも注目

ニュースは世界中から飛び込んできます。日本の企業が海外企業と提携や買収を発表すれは、グローバルな展開が業績を押し上げる要因となりますので株価が上昇します。また、新しいビジネスモデルの会社も出てきています。

皆さんも利用されていると思いますがスマートフォンで無料通話が出来るアプリを提供しているLINE(ライン)は、利用者数が世界で3億人を越えているそうです。今年にも株式上場すると言われていて市場では注目を集めています。またスマートフォンの普及でゲームをする人も増えましたね。ゲーム業界はヒット商品が出るかどうかで業績が左右されます。今後も新しいビジネスを行う会社が増えてくると思いますので、そうしたニュースに注目していきましょう。

消費増税が企業・経済に与える影響は?--4月以降の経済成長が大きなポイント

今年の大きなニュースといえば、4月から消費税が8%に増税されることですよね。消費税アップがマイナスになる企業があれば、逆に消費税アップがビジネスチャンスになる企業もあります。例えば、高額商品やスーパーなど小売店の「駆け込み商戦」が本格化し、その恩恵が期待される反面、その反動も懸念されているわけですね。一方、日常品は生活必需品だからそんなに反動の影響はないのではと推測され、増税の悪影響が軽微に終わる可能性が高いのではないでしょうか。

いずれにせよ4月以降の経済成長が大きなポイントになると考えられます。足元では駆け込み需要でマンションがよく売れましたが、4月以降は高額商品の買い控えが顕著になることは避けられないでしょう。しかし、不動産価格に関しては2020年夏季東京オリンピック開催による地価上昇の効果も期待できます。オリンピック開催が東京に決まり、五輪関連銘柄には幅広い需要が出てくるとみられています。不動産、インフラ関連のほか、観光、ホテル、スポーツ、翻訳関連などその影響は多岐にわたります。

気象ニュースも経済と深く繋がっている!?

意外なところですと気象ニュースも経済活動に影響を与えるもののひとつで、経済と深く繋がっています。先日の大雪の影響を受けて野菜が高騰したり、お花の値段も上がっていますよね。逆にホームセンターや暖房用の燃料を精製、販売する企業など寒波が利益を与える企業もあります。

一方、インフルエンザ蔓延などの報道で薬を作っている会社の株価が動いたり、和食が世界遺産に登録されたことで和食関係の株価が期待感で上がる傾向にあったりもします。このほか、企業の不正などマイナスのニュースでは株価が下がったりもします。

株価の変動要因はまさに投資家の買いたい気持ち、売りたい気持ちの変化そのものなのです。この投資家の気持ちがニュースや新聞で情報を得ることで変化すれば株価も動きます。その要因の分析こそが、株式投資の核心といっていいでしょう。

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<著者プロフィール>
フィスコリサーチレポーター 三井智映子
共立女子中学校・高校を経て、早稲田大学政治経済学部へ。2001年から芸能活動を開始し、現在テレビ、CM、舞台などに出演。

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