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ちばぎん
住まいのこと
2023.10.26

住宅購入経験者に聞く マイホーム購入のタイミングと年齢、住宅ローンの返済期間

マイホームは何歳くらいで、どのような理由で買うものなのでしょうか? 人生最大の買い物とも言われるマイホーム、なかなか住宅購入を決断できないという方も多いことでしょう。そこで、住宅購入経験者167名にマイホームを購入した年齢やきっかけなどを伺いました。住宅ローンの利用状況や返済期間などもご紹介します。

目次
  1. 1.マイホームを購入した年齢
  2. 2.マイホームの購入を考え始めた年齢と検討した年数
  3. 3.マイホームを購入しようと思ったきっかけとは?
  4. 4.マイホームを購入したタイミングは「ちょうどよかった」が多数
  5. 5.住宅ローンの利用と返済期間
  6. 6.まとめ

1. マイホームを購入した年齢

住宅購入アンケートグラフ マイホームを購入した年齢

マイホームを購入した年齢は30~34歳がもっとも多く34.1%、次に35~39歳が29.9%を占めました。全体の64%が30代のうちにマイホームを購入していることがわかります。

その次に多いのが14.4%を占める25~29歳で、購入のきっかけとして「結婚」を挙げる方が約7割。理由としては「子どもが生まれる前に生活基盤を整えた」など、落ち着いた状態での子育てを望む声が目立ちました。

また、8割近くの方が40歳までに購入していることから、マイホームは若いうちに買うものという考えが今も根付いていると言えそうです。

しかし3.6%と少数ながら、50歳以上で購入された方もいました。購入した理由としては「(現在住んでいる建物の)老朽化」や「近所にいい分譲マンションができたから」などが挙がっています。

2. マイホームの購入を考え始めた年齢と検討した年数

住宅購入アンケートグラフ マイホームの購入を考え始めた年齢

次にマイホームの購入を考え始めた年齢を聞いたところ、30~34歳が42.5%、次いで25~29歳が24.0%となりました。購入した年齢層と同様に、30代前半から検討し始めることが多いようです。では、実際に購入するまでには、どのくらいの期間があったのでしょうか?

住宅購入アンケートグラフ マイホームを検討した年数

マイホームを検討し始めた年齢から購入に至るまでの期間を見てみると、もっとも多いのは「1年」で29.9%、次いで「1年未満」が24.6%でした。過半数の方が“マイホームが欲しい”と考え始めてから1年ほどで購入を決めていることがわかります。

1年未満という短い期間で購入したケースでは、「結婚後の新居を検討している際に、理想的な物件に巡り合えた」「子どもが生まれるので広い家を探していたら、ちょうどよい物件があった」など、タイミングのよさを挙げる意見が目立ちました。

一方、検討期間が5年以上となった方の理由を見てみると「実家の近くで探していたが、なかなかよい土地がなかったため」「子どもが生まれる前にも購入を検討していたが、転勤によって頓挫し、子どもの入学のタイミングで購入」など、さまざまな事情が見受けられます。

マイホーム購入を検討し始めてから、スムーズに行動に移せた方もいれば、紆余曲折あった方もいることがわかりました。では、どんなきっかけからマイホーム購入に至るケースが多いのでしょうか?

3. マイホームを購入しようと思ったきっかけとは?

住宅購入アンケートグラフ マイホーム購入のきっかけ

マイホームを購入しようと思ったきっかけは「結婚」が28.7%、「出産」が26.3%、「子どもの入学」が12.0%と続きます。やはり家族に関するライフイベントがマイホーム購入のきっかけになる方が多いようです。「子どもが大きくなり(子ども)部屋が必要になった」という声も見られます。

「その他」の回答を詳しく見てみると「ずっと家賃を払っているよりもマイホーム購入するほうがいいと考えた」「家賃がもったいないから」など、家賃に言及する理由も多数。経済的な理由として、「資産形成」を考えたことがきっかけという回答も見られました。

そのほか「希望のエリアにいい物件が出た」「高齢の両親・義両親との同居」「現在の住まいの老朽化」なども挙げられています。2020年以降にマイホームを購入した方のなかには、きっかけがテレワークだったという意見も。「テレワークをしていて家が狭いと感じた」「テレワークになり、家を快適にしたくなったから」など、働き方の変化から“家”の重要性を見直した方もいることがわかりました。

4. マイホームを購入したタイミングは「ちょうどよかった」が多数

住宅購入アンケートグラフ マイホームを購入したタイミングの満足度

マイホームを購入したタイミングは、なんと79.6%の方が「ちょうどよかった」と回答されています。理由としては「子育てに十分な広さ、部屋数を確保できた」「子どもが1歳になり歩き始めるタイミングで、家の中に広い遊び場を用意できてよかった」など、子どもの成長に関する内容が多数。さらに「引っ越しにともなう子どもの転校を避けることができたため」「進学に合わせたため、子どもが新しい環境にすんなりなじめた」など子どもの入学・進学に関する理由も目立ちました。マイホーム購入のきっかけは「結婚」が最多でしたが、その先の「出産」や「子どもの入学」もしっかりと考慮すると、「ちょうどよかった」タイミングだと思えるようです。

そのほか「資材高騰や金利上昇前に購入できた」「消費税が8%のうちに購入できたから」など、経済的なメリットから「ちょうどよかった」と感じている意見も散見されました。「住宅ローンの金利が低かった」「住宅ローン控除の改正直前だったため」など住宅ローンに言及する声もあり、なかでも定年前に住宅ローンを完済できるタイミングで購入できてよかったとする声も目立ちました。

購入したタイミングに満足していない方の意見も見てみましょう。2番目に多い結果となったのは「もっと前に購入すればよかった」という回答で、割合は15.0%となりました。こちらを選んだ方の約4割は住宅ローンへの不安を理由に挙げています。45歳でマイホームを購入した方は、「老後にローンが残ってしまうので定年退職までに支払いが終わるタイミングで購入したかった」という声を寄せていました。住宅ローンの返済を優先するならば、若いうちにマイホームを購入した方がいいと言えるかもしれません。

5. 住宅ローンの利用と返済期間

住宅購入アンケートグラフ 住宅ローンの利用

マイホーム購入の心強い味方、住宅ローンはいったいどれくらいの方が利用しているのでしょうか。アンケート結果を見てみると、95.8%もの方が「利用した」と回答しました。ほとんどの方が住宅購入に住宅ローンを活用していることがわかります。しかし、4.2%と少数ながら「利用していない」という方も。住宅ローンを利用していない方の半数以上は40歳以上だったため、若いうちからマイホーム資金を貯めていたことが伺えます。

住宅購入アンケートグラフ 住宅ローンの種類

住宅ローンを「利用した」と回答した方に住宅ローンの金利タイプをお聞きしたところ、56.6%の割合で一般的に金利が低く設定される「変動型」を選んでいました。次いで「全期間固定型」が23.0%、「固定期間選択型」が14.5%と続きます。そのほか、変動型と固定型を併用する「ミックス型」を選んだ方や、「当初固定にしていたが変動に変えた」という意見も見られました。また、一戸建て or マンションというマイホームのタイプ別に比較してみても、やはり「変動型」を選ぶ方がもっとも多い結果となっています。

住宅購入アンケートグラフ 住宅ローンの返済期間

住宅ローンの返済期間は「31〜35年」という回答がもっとも多い結果となりました。「35年超」と合わせると全体の8割以上が返済期間を30年以上で設定されていることがわかります。低金利の今は、長期間の借り入れで手元資金を残しておく方が多いようです。

マイホームを購入した年齢別で見ても、全世代共通で「30〜35年」という返済期間がもっとも多いのですが、45歳以上になると25年以下の返済期間を選択する割合が増えており、定年退職の時期も考慮されていることが伺えます。

6. まとめ

実際にマイホームを購入した方に、買った年齢やきっかけ、住宅ローンの利用について伺いました。住宅購入経験者の6割以上が30代でマイホームを購入しており、きっかけは結婚や出産など、家族に関するライフイベントが多数を占めているという結果に。9割以上の方が住宅ローンを利用されていましたが、住宅購入を検討する際には、ご自身にあった金利タイプや返済期間を選ぶことも、無理なく返済するためには重要な要素となりそうです。

「ちばの住まいコンシェルジュ」では住宅ローンの相談はもちろん、マイホームの資金のアドバイスやライフプランシミュレーションの作成も行っています。
中立的な立場から一人ひとりに寄り添ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご予約ください。

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