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ちばぎん
住まいのこと
2023.10.26

あってよかった住宅設備/なくて後悔した住宅設備

アンケート 一戸建て・マンションであってよかった住宅設備/なくて後悔した住宅設備

マイホームの住宅設備が充実していると、より快適に暮らせるものです。しかし、どんなに便利そうで魅力的な設備でも、限られた予算のなかでは導入の優先順位をつける必要があります。そこで、住宅購入経験のある方167名に「あってよかった住宅設備」と「なくて後悔した住宅設備」について伺いました。一戸建て住宅とマンション、それぞれの設備の満足・後悔の理由もご紹介します。

目次
  1. 1.キッチン・風呂・トイレなど水回りにつけてよかった住宅設備
  2. 2.キッチン・水回り以外でつけてよかった住宅設備
  3. 3.やっぱりつけておけばよかったと思う住宅設備
  4. 4.まとめ

1. キッチン・風呂・トイレなど水回りにつけてよかった住宅設備

一戸建て住宅の水回りにつけてよかった住宅設備 第1位は「ビルトイン食洗機」

住宅購入アンケートグラフ 一戸建て住宅の水回りにつけてよかった住宅設備

一戸建て住宅の水回りにつけてよかった住宅設備は、第1位「ビルトイン食洗機」で63.2%、2位は「浴室乾燥」で36.8%、3位は「シャワー式水栓」の32.9%でした。そのなかでも「ビルトイン食洗機」は6割以上の方がつけてよかったと実感しており、ほかの設備よりも突出しています。

理由を見てみると、「食洗機はもはや欠かせない」や「家事の時短となり便利」、「食洗機はないと困るレベル」などの声が散見されました。家事の負担を大幅に軽減してくれていることが伺えます。とくに共働きや子育て世帯には必須アイテムだという意見が目立ちました。また、「食洗機がきれいに収まった」や「食洗機は外置きだと邪魔なのでビルトインがベスト」といった理由から、キッチンのスペースを上手に活かすにはビルトイン型がよさそうです。

2位の「浴室乾燥」も「洗濯物が多いため役立っている」や「洗濯物がたくさんあるので、洗濯機の乾燥機能だけでなく浴室乾燥もあると助かる」など、こちらも家事の負担を減らす設備として重宝されていることがわかります。3位の「シャワー式水栓」をつけてよかった理由としては、「シンクの掃除が楽になる」などの意見が見られました。さらに、タッチレス水栓にすると「汚れた手で触らなくて済む」といった理由で、満足度がより高まるようです。

マンションの水回りにあってよかった住宅設備 第1位は「ビルトイン食洗機」

住宅購入アンケートグラフ マンションの水回りにあってよかった住宅設備

マンションの水回りにあってよかった住宅設備は、第1位「ビルトイン食洗機」で53.3%、2位は「浴室乾燥」で50.0%、3位は「シャワー式水栓」の31.1%となりました。割合こそ違いますが、上位3つは一戸建て住宅と同じ結果に。住宅タイプに関わらず、ビルトイン食洗機は必需品のようです。

僅差で2位だった「浴室乾燥」は、「日中不在の時間が多いので、よく使用する」や「梅雨や花粉シーズンでも洗濯物が干せるので便利」という理由で選ばれました。天候に左右されず、生活スタイルに合わせて洗濯できることは大きなメリットになるようです。とくにマンションでは、外干しできる方角が限られているケースが多いためか、家探しの段階で浴室乾燥の有無を確認した方も見受けられました。

また、4番目に多かったのは「その他」ですが、そのなかで目立ったのが「ディスポーザー」です。ディスポーザーはシンク下に設置される生ごみ粉砕機で、あってよかった理由は「家事の時短に役立つ」や「ごみ捨てのストレスがかなり軽減された」というもの。ディスポーザーが標準装備されているマンションもあり、便利かつ衛生的なので、必須設備だとする声も見られました。

2. マイホーム購入時にキッチン・水回り以外でつけてよかった住宅設備

一戸建て住宅でつけてよかった住宅設備は「玄関収納」「床暖房」「ウォークインクローゼット」

住宅購入アンケートグラフ 一戸建て住宅でつけてよかった住宅設備

一戸建て住宅の水回り以外でつけてよかった住宅設備は、「玄関収納」「床暖房」「ウォークインクローゼット」が同率1位に。「玄関収納」を選んだ理由は、「玄関は子どものものであふれるので収納があるとよい」や「靴以外のものを収納する場所を確保できた」、「玄関のそばに収納しておきたいもの(コートや遊び道具、掃除道具など)が意外とあるので重宝している」などが見られました。外で使うものは、動線を考えて玄関に収納スペースがあると便利なようです。

同じく玄関設備として、「スマートキー」を挙げた方が14.5%いました。「賃貸物件に住んでいるときに、子どもを抱きかかえたまま鍵を開けるのが困難だった」や「いちいちカバンから鍵を出す必要がなくなった」などの声が寄せられており、利便性の高さが伺えます。

また、同率1位の「床暖房」は、「冬にエアコンを使うことがほぼない」といった意見が多く見られました。ガス代はかさむという声があるものの、「ほこりが舞わない」や「部屋の空気が汚れない」といったメリットもあるようです。導入を迷う方も多い床暖房ですが、「後からではつけられないので、新築時に設置したほうがよい」というアドバイスも寄せられました。

同じく同率1位の「ウォークインクローゼット」は「収納が楽」のほか、「タンスを置くよりは見た目がすっきりする」や「生活空間がすっきりする」など、屋内の散らかりにくさを評価する声が目立ちます。

マンションであってよかった住宅設備 第1位は「宅配ボックス」

住宅購入アンケートグラフ マンションであってよかった住宅設備

マンションであってよかった住宅設備の第1位は「宅配ボックス」で54.4%、2位は「床暖房」で47.8%、3位は「ウォークインクローゼット」の32.2%となりました。

「宅配ボックス」は、不在時やテレワークのときでも荷物を受け取れるため、必需品だと感じている方が多いようです。時節柄、対面せずに受け取れることも理由として挙げられていました。宅配の利用頻度が高くなっていることも影響があるようです。なかには、「マンションに温度管理のされた食配ステーションがあり、不在時でも生協などが冷凍食品や生鮮食品を配達できるので便利」という声も。必要性に応じて、マンションの設備も変化していることがわかります。

2位の「床暖房」については、「マンションは基本暖かいため、床暖房だけで済む」といった声に代表されるように、冬でもエアコンなしで生活できるという意見が散見されました。「床暖房は必須」という声もあり、一戸建て以上に床暖房の恩恵が感じられるようです。

3位の「ウォークインクローゼット」は「検討時の重要ポイントだった」という声もあり、収納の多さもマンション選びの重要な要素であることが伺えます。しかし、いざ住んでみると「足りない」と感じる方も多いようです。これはウォークインクローゼットに限ったことではなく、シューズクロークやファミリークローゼットなどほかの収納に関しても同様の意見が見られました。

3. やっぱりつけておけばよかったと思う住宅設備

一戸建て住宅で”つけておけばよかった”と後悔した住宅設備は「宅配ボックス」

住宅購入アンケートグラフ 一戸建て住宅で“つけておけばよかった”と後悔した住宅設備

【一戸建て】つけておけばよかった住宅設備

順位 設備 割合
1位 宅配ボックス 14.5%
2位 太陽光発電システム/スマートキー 13.2%
3位 コンセント追加 11.8%
4位 浴室乾燥/床暖房 10.5%
5位 防犯カメラ/パントリー 9.2%

続いて、マイホーム購入後に後悔したことを見てみましょう。一戸建て住宅でつけておけばよかった住宅設備は、「宅配ボックス」の14.5%が最多となりました。次に「太陽光発電システム」と「スマートキー」のふたつが13.2%という結果に。

「宅配ボックス」は、「不在時に受け取れない」や「宅配が多いので、配送業者に申し訳ない」といった理由が多く見受けられました。宅配ボックスは大掛かりな工事をすることなく設置できるイメージですが、「後から設置するには、場所・スペース・取り付け自由度が制限されるため」との意見もあるため、外構とあわせて検討するのがよさそうです。

「太陽光発電システム」と回答した方から多く聞かれたのは、「光熱費が高騰しているため」という声でした。また、「地震や停電のときに役立ちそう」など、災害に備えて設置すればよかったという方も。「スマートキー」の理由は「鍵の開け閉めが面倒」や「鍵をなくしたのでつけておけばよかった」という声が見受けられました。

次いで多かったのは「コンセント追加」で、「家具の配置とコンセントが一致せず、延長コードをよく使っている」や「もっとコンセントをつけておけばよかった」などの声が見られます。実際に住んでみないと使い勝手がわかりにくいコンセントですが、配置や数で後悔している方はかなり多いので、家を建てるときは十分に検討したほうがいい設備といえるでしょう。

マンションで“あればよかった”と後悔した住宅設備は「室内干しユニット」

【マンション】あればよかった住宅設備

順位 設備 割合
1位 室内干しユニット 8.9%
2位 ビルトイン食洗機 7.8%
3位 ファミリークローゼット 6.7%
4位 パントリー/床暖房/シューズクローク/スマートキー 5.6%
5位 ウォークインクローゼット/太陽光発電システム 4.4%

マンションであればよかった住宅設備は、「室内干しユニット」が8.9%で最多となりました。次に「ビルトイン食洗機」の7.8%、「ファミリークローゼット」の6.7%となりますが、一戸建て住宅より後悔している割合が低いことがわかります。

最多の回答となった「室内干しユニット」の理由を見てみると、「冬に室内干しをするため」や「花粉のシーズンに外で干したくない」などの声が見られました。また、「浴室乾燥があるが、エアコンのある部屋の窓際に室内干しユニットが欲しい」との意見も。洗濯物が多いご家庭では、浴室乾燥と室内干しユニットの両方を検討するのもいいかもしれません。

次いで多かった「ビルトイン食洗機」は、「後付けのものは置き場所に困るため購入していない」という声があり、新築マンションでも標準装備されていない物件があるようです。一戸建て住宅でもマンションでも、もっともあってよかった住宅設備として挙げられたものなので、ビルトイン食洗機の有無もマンション選びの重要な要素といえるでしょう。

4. まとめ

一戸建て住宅でつけてよかった設備の1位は、水回りでは「ビルトイン食洗機」、それ以外の住宅設備では「玄関収納」「床暖房」「ウォークインクローゼット」の3つでした。つけておけばよかった設備は、「宅配ボックス」や「太陽光発電システム」、「スマートキー」などが見られます。宅配利用の増加や光熱費の高騰、災害対策など、昨今の情勢や生活スタイルの変化などが影響しているようです。そしてマンションであってよかった住宅設備の1位も「ビルトイン食洗機」でした。今やマイホームには必須の住宅設備といえるかもしれません。水回り以外では「宅配ボックス」や「床暖房」という結果に。便利な設備がたくさんあるので、「全部つけたい」という方も多く見られました。しかし、予算などを踏まえると住宅設備の取捨選択は必要なものです。後付けしやすいもの、しにくいものもあるので、住宅購入経験者の意見も参考にしながら、ご自身の予算や生活スタイル、今後の人生設計にあわせて住宅設備を選びましょう。

「ちばの住まいコンシェルジュ」では、お客さまの希望や予算にあった不動産会社・建築会社をご紹介いたします。また、検討を進めるうえで困ったことやお断りする場合もお手伝いさせていただきます。
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