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ちばぎん
住まいのこと
2023.10.26

マイホームをもう1回購入できるとしたらどんな家にする?

住宅購入経験者に聞く マイホームをもう1回購入できるとしたらどんな家にする?

マイホームは人生で1番高い買い物ともいわれ、たいていの方は1回限りの購入だと思います。では、住宅購入経験者に「マイホームをもう1回購入できるとしたらやってみたいですか?」と聞いた場合、どのような答えが返ってくるのでしょうか? 167名の方にお聞きした回答やマイホーム再購入時に気をつけたいポイント、現在のマイホームを売却する可能性などもご紹介します。

目次
  1. 1.半数以上の人がマイホームをもう1回購入してみたいと回答
  2. 2.マイホーム購入後に気づく失敗や後悔…
  3. 3.住宅購入経験者に聞く 現在のマイホームを売却する可能性
  4. 4.まとめ

1. 半数以上の人がマイホームをもう1回購入してみたいと回答

住宅購入アンケートグラフ マイホームをもう1回購入してみたいか否か

住宅購入経験者に、マイホームをもう1回購入できるとしたらやってみたいか? と尋ねると、56.3%の方が「はい」と回答。次いで、「いいえ」が26.9%、「わからない」が16.8%となりました。

もう1回購入したい理由としては、「1回目の購入時に得た知見やノウハウを最大限に活かしたい」や「よかった点と悪かった点を踏まえ、自由設計で購入したい」など、より良い住まいづくりに対して意欲的な意見が目立ちました。また、「子どもの成長やテレワーク環境の必要性から、間取りなどを見直したい」や「家族構成が変わっていくなかで、生活リズムにあった間取りを考えたい」など、ライフステージの変化にあわせた間取りを望む声も多く見られます。

一方で、いいえと答えた方は「今の家で満足している」というポジティブな意見が多い反面、「検討が面倒」や「購入手続きが大変」、「打ち合わせやローン返済の相談に時間を取られた」など、マイホーム購入時に苦労したので、「もうやりたくない」という意見も多数ありました。

わからないと答えた方の意見で印象的だったのは、「1回目よりはうまくできるだろうという自信はあるが、契約が大変面倒だったので、それをもう1回やりたいかはわからない」という回答。このことからも、はじめてのマイホーム購入では、購入後に改善点を思いつくケースが多いこと、また、マイホームの購入時には大変な労力を伴うことがわかります。

マイホーム購入満足度100%の人ももう1回マイホームを購入してみたい その理由とは?

住宅購入アンケートグラフ

現在住んでいるマイホームの満足度について、「100%満足」と回答した方でも、マイホームをもう1回購入したいと考えるのでしょうか? アンケート結果を見てみると、100%満足でも再度購入したいという方が48.0%と半数近くもいることがわかりました。

理由としては「老後の住まい確保」や「よりそのときのライフステージにあった住居があれば検討したい」など、現状は満足しているものの、将来を見据えた選択であることがわかります。また、マイホームを検討するのが楽しかったので、もう1回購入してみたいという方も複数見られました。初めてのマイホーム購入は苦労することも多いですが、理想の住まいを目指す楽しさや充実感もあることが伺えます。

一方で、現状のマイホームの満足度が下がるほど、もう1回購入したいと答える割合は増加傾向に。90%満足していても58.3%、70%満足では62.5%、50%満足では75.0%もの方がマイホームの再購入に対して、意欲を見せる結果となりました。

満足度90%以下の方の理由を見てみると、「立地や眺望などにこだわりたい」や「もっといい雰囲気の町に住みたい」という声が挙げられており、住宅自体には満足しているものの、周辺環境に不満があることが伺えます。また、マンションに住んでいる方からは、一戸建て、とくに注文住宅への憧れの声が散見されました。

2. マイホーム購入後に気づく失敗や後悔…

マイホームをもう1回購入する際に気をつけたいこと

マイホームをもう1回購入する際に気をつけたいことを見てみると、「地盤」や「ハザードマップの確認」、「シャッターの取り付け」など防災に関する回答が複数ありました。初めてのマイホーム購入時は、間取りや設備などに自分の理想を取り入れるだけでなく、リスクヘッジの観点も必要だと言えるでしょう。

ほかに気をつけたいことで目立ったのは、「日当たり」「断熱性能」の2つです。日当たりを挙げた理由としては、「各部屋の日当たりも気にしたい」や「日当たりは今が少ないので重視したい。気持ちに影響する」など、現状の不満を改善したいという声が見られます。断熱性能に関しては「断熱性能や光熱費などの試算をしてから決めたい」や「断熱壁、二重窓、太陽光の充電など、エネルギー再生を意識したい」など、昨今の電気料金の値上げを意識した回答もありました。

一方で、立地や住宅設備以外で気をつけたいこととして、「人間関係」を挙げる方も。「近所に住んでいる人たちの人間性」や「ご近所との関係性」、「近所の騒がしさをもう少し調査する」といった声が寄せられています。マイホームを建てる土地や引っ越し先のマンションなどを選ぶ際は、周辺環境だけでなく、周辺住民の様子もチェックする必要があるのかもしれません。気をつけたいこととして周辺環境を挙げた方からは「近所にどんな方が住んでいるか、日当たりに影響する位置に大きな建物が建つ可能性がないか、送電塔が近くにないか、窓を開けているときの外の音がうるさくないか(主に車の音)、スーパー・ドラッグストア・コンビニなどが近くにあるか(徒歩10分以内)」といった具体的なアドバイスもいただきました。

また、マイホーム購入前の「知識」に言及する意見も少数ながら寄せられています。「コスパがよいのかどうか、どのくらい割高なのか判断できる知識をつけてから購入に挑みたい」や「初めてマイホームを購入する際は、ハウスメーカー側が圧倒的に情報をもっていて、かなりの情報格差があると思った。マイホーム購入経験者の話をもっと聞いておけばよかった」などは、経験者ならではのアドバイスではないでしょうか。

3. 住宅購入経験者に聞く 現在のマイホームを売却する可能性

住宅購入アンケートグラフ

最後に、現在のマイホームを将来的に売却する可能があるかお聞きしたところ、「ある」と答えた方が29.9%、「ない」と答えた方が28.1%、現状では「わからない」が41.9%となりました。

売却する可能性がある理由としては、「(現在の住まいは)子ども中心の間取りのため」や「子どもが大きくなったら、夫婦用として周辺環境や間取りなどを再考したい」、「定年後の生活基盤として購入する可能性がある」など、老後に備えて住まいのダウンサイジングを検討していることがわかります。

一方で、「いいえ」と回答した方の理由で印象的だったのは、「同一価格帯で同一条件以上の物件を探すのが困難なため」という声。この方がマイホームを購入された2010年と比べると住宅価格は上昇傾向にあります。今まで以上に高価な買い物になるかもしれないマイホーム。間取りや立地のほか、周辺環境や住宅設備、ライフステージの変化などもしっかりと検討することが大切になりそうです。

4. まとめ

アンケートの結果を見ると、住宅購入経験者の半数以上が、マイホームをもう1回購入できるとしたらやってみたいと考えていることがわかりました。マイホームの購入経験を活かした住まいづくりをしたかったり、老後を見据えた選択であったりと理由はさまざま。マイホームは“一生で1回限りの買い物”というのは、今の時代には当てはまらないのかもしれません。これからマイホームを検討される方は、ハザードマップの確認などの防災対策、日当たりや断熱性能への考慮、将来売却する可能性も踏まえて、後悔のないマイホーム計画を立ててくださいね。

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