頭取メッセージ
皆さまには、日頃より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
千葉銀行頭取の米本でございます。
デジタル化の進展や気候変動問題への意識の高まりに加え、物価上昇や人手不足の深刻化、世界情勢の変動などを背景に、社会構造や経済環境は大きく変化しています。また、これまで長らく続いてきた金融緩和の方針が見直され、金利が上昇する局面を迎えているなど、当行グループにとっても大きな転換期が訪れています。
地域のお客さまの抱える課題が多様化・複雑化するなか、当行グループは、パーパス「一人ひとりの思いを、もっと実現できる地域社会にする」、ビジョン「地域に寄り添う エンゲージメントバンクグループ」の実現を目指しています。金融サービスを中心とした機能的価値に加えて、地域全体のDXやGXの推進をはじめとしたさまざまな取組みを通じて地域社会の課題解決に貢献し、社会的価値を提供することにより全てのステークホルダーの思いが実現できる明るい未来を創出してまいります。
今年度は、2023年4月より開始した第15次中期経営計画「エンゲージメントバンクグループ ~フェーズ1~」の最終年度となります。DXやAIを変革の手段として最高の顧客体験の創造に向けた取組みを着実に進めることにより、取組指針として掲げた「お客さま中心のビジネスモデルの進化」を実現してまいります。個人のお客さまには「個人の総合コンサルタント」としてのさまざまなニーズにお応えするご提案を、法人のお客さまには「経営の補佐役」としての伴走支援を行っていくことを通じて地域のお客さまの真にお役に立ち、地域とともに成長し続ける銀行グループを目指してまいります。
今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
2025年4月
取締役頭取 グループCEO 米本 努