
2017年の訪日外国人は2,869万人を超えるなど、インバウンド需要は引き続き旺盛です。インバウンドと言えば「爆買い」という言葉でもおなじみの中国人観光客が思い浮かぶと思いますが、最近「次の中国か?!」とも言われ注目され始めているのが「タイ」です。タイは2017年の訪日外国人数で第6位となるなど着実に訪日数が増加している勢いのある国です。
そこで、勢いのあるタイ・インバウンド市場を皆さまのビジネスに活かしていただくため、千葉銀行ではタイの経済や観光の専門家をお招きした無料セミナーを開催いたします。
「訪日タイ人観光客を誘致するにはどうしたらいいんだろう。」「タイの人の嗜好に合う観光プランを知りたい。」と、お考えの企業や自治体のご担当者さま、関心をお持ちの個人の皆さま、是非ご参加ください。
タイ・インバウンドセミナー ~千葉に行きタイ!食べタイ!泊まりタイ!~
開催日:2018年5月8日(火)
時間:13:30~16:00(13:00受付開始)
会場:ホテルポートプラザちば 2階 ロイヤル
1.勢いのあるタイ・インバウンド市場
勢いがあると言われるタイ・インバウンド。具体的にどのくらいの規模なのかご紹介します。
1-1. 訪日タイ人観光客数は増加傾向
以下のグラフは、日本を訪れた外国人観光客の数を国別に示したものです。中国・韓国・台湾・香港の伸びも大きいですが、赤線で示したタイについても増加しており、2017年には約99万人と訪日外国人数第6位にまで上昇しています。
(出典:日本政府観光局(JNTO))
- ※外客数とは、日本政府観光局(JNTO)が法務省の出入国管理統計から独自に算出している日本を訪れた外国人旅行者の数です。本記事では「日本を訪れた外国人観光客」と表現いたします。
以下の表は、日本を訪れた外国人観光客数を2011年から2017年までの伸び率で比較したものです。タイの伸び率は6.8倍と中国に次いで2位となっており、タイ・インバウンドの勢いが読み取れます。
国名 | 2011年(人) | 2017年(人) | 伸び率(倍) |
---|---|---|---|
中国 | 1,043,246 | 7,355,818 | 7.1 |
タイ | 144,969 | 987,211 | 6.8 |
香港 | 364,865 | 2,231,568 | 6.1 |
マレーシア | 81,516 | 439,548 | 5.4 |
台湾 | 993,974 | 4,564,053 | 4.6 |
韓国 | 1,658,073 | 7,140,165 | 4.3 |
シンガポール | 111,354 | 404,132 | 3.6 |
(出典:日本政府観光局(JNTO))
1-2.2013年のビザ免除措置がきっかけ
訪日タイ人観光客が増加し始めた大きなきっかけとして、2013年7月に日本とASEANの友好協力40周年を契機に実施された観光ビザ免除措置があげられます。これにより15日を超えない日本滞在の際にビザが不要となり、日本に訪れやすい環境となりました。
以下のグラフはタイ人のアジア各国・地域への訪問者数ですが、日本はここ数年タイ人の訪問先としてマレーシアに次ぐ2位になっており、旅行先として着実に人気を集めていることが分かります。
(出典:日本政府観光局(JNTO))
1-3. タイ人の旅行シーズン
以下は、月・年別の訪日タイ人数の推移です。夏休みとタイ正月(ソンクラン)がある4月がタイ人にとっての最大の旅行シーズンであることが分かります。秋休みやチュラロンコン大王記念日がある10月頃にも旅行者が多くなる傾向があります。
月・年別 訪日タイ人数の推移
(出典:日本政府観光局(JNTO))
2.専門家に聞くタイ・インバウンドセミナー
このように勢いがあるタイ・インバウンド需要を皆さまのビジネスに是非活かしていただきたく、千葉銀行ではタイの経済や観光の専門家をお招きした無料セミナーを開催いたします。
2-1.セミナー概要
項目 | 内容 |
---|---|
セミナー名称 | タイ・インバウンドセミナー ~千葉に行きタイ!食べタイ!泊まりタイ!~ |
日時 | 2018年5月8日(火) 13:30~16:00(13:00受付開始) |
会場 | ホテルポートプラザちば 2階 ロイヤル |
お申込 | こちらの参加申込書に必要事項を記入のうえ、千葉銀行宛に電子メール、またはFAXにてお申込みください。 |
お問合せ | 千葉銀行 法人営業部 成長ビジネスサポート室 観光ビジネス担当 TEL: 043-301-8248 E-mail: tourism@chibabank.co.jp |
共催 | (株)千葉銀行、(公社)千葉県観光物産協会 |
後援 | 千葉県 |
協力 | (株)日本政策金融公庫、(株)商工組合中央金庫 |
2-2.セミナープログラム
当日のセミナープログラムをご紹介いたします。
【講演①】「訪日外国人の現状とタイ人観光客の誘致策」
株式会社エイチ・アイ・エス 東南アジア統括営業本部 統括部長 中村 謙志 氏
※株式会社エイチ・アイ・エス(東京都新宿区)
大手旅行会社として100を超える海外拠点を持ち、日本人旅行客の海外旅行と外国人の訪日観光の両面をサポートしている。「ハウステンボス」や「変なホテル」の運営など話題性のある事業で、各方面から注目を集めている。
【講演②】「タイ人の嗜好と観光プラン」
バンコック銀行 執行副頭取 小澤 仁 氏
※バンコック銀行(タイ王国)
タイ国内に1190の店舗、海外14ヵ国に30拠点を有する同国最大の商業銀行。講師の小澤氏は2003年より現職で、約20年の現地在住により、タイ政財界に幅広い人脈を持つ。
【ご案内】「千葉県の観光振興施策のご案内」
千葉県 商工労働部 観光誘致促進課
3.まとめ
2013年の観光ビザ免除措置をきっかけに訪日タイ人観光客は中国に次ぐ勢いで増加しています。是非、タイ・インバウンドセミナーにご参加いただき、タイ・インバウンド需要を皆さまのビジネスに活かしていただければと思います。