2023.6.10 更新
お金
新NISAを活用して、投資信託で資産形成を始めよう
株式や投資信託などに投資をして得た利益に税がかからない「NISA」の制度が、2024年から新しくなりました。 旧NISAでは期間限定だった制度が恒久化され、非課税で保有できる期間も一生涯となり、投資枠も拡大しました。 これから資産形成を始めてみようと考えている方にも利用しやすい制度となりました。 NISA制度の概要と、資産形成への活用について知っておきましょう。
2024年からNISAが新しくなった
2023年までのNISAには、主に上場株式や投資信託などに投資する「一般NISA」と、所定の投資信託を長期間にわたって積み立てながら運用する「つみたてNISA」がありました。それぞれ年間で投資できる上限額や非課税で保有できる期間が決まっていますが、その範囲内であれば、売却で得た利益や受け取った配当・分配金に対して通常かかる約20%の税金がかかりません。 新しいNISA制度では、非課税になる投資の上限額が拡大され、非課税で保有できる期間が無期限になります。また、これまでNISAは期間限定の制度でしたが、恒久的な制度に変わります。 新しい制度では、1つのNISA口座で「つみたて投資枠」として年間120万円まで、「成長投資枠」として年間240万円までの投資について、運用で得た利益が無期限で非課税になります。2つの枠を合わせて年間360万円まで新規で投資でき、生涯で総枠1,800万円までを非課税で保有することができます。
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は、両方を併用することもできますし、どちらかひとつを使うこともできます。 「つみたて投資枠」では、長期の積立や分散投資に適した要件を満たす投資信託を毎月5,000円や1万円など、指定の金額を積立で買付し、投資をします。 「成長投資枠」では、一部の銘柄や投資信託を除き、幅広い投資信託と上場株式に投資します。10万円や100万円のようにまとまった資金で買付をすることもできますし、積立購入することもできます。成長投資枠で保有できるのは、非課税で保有できる総枠1,800万円のうち1,200万円までですが、どちらを利用しても、従来の制度に比べるとより多くのお金を非課税で投資できるようになります。
NISAのメリットとは?
NISA制度のメリットは、運用で得た利益に税金がかからないことです。たとえば株式や投資信託に投資をして1万円の利益が出たとすると、通常は約20%が課税されて、手取りの収益は8,000円弱になってしまいます。これがNISA口座で投資をした場合は非課税になり、利益の全額が手取りになります。 課税の有無による利益の手取りの差は、運用する金額が大きいときや、運用期間が長くなるにつれさらに大きくなります。仮に月1万円を10年間、総額で120万円を積み立てながら年3%の利回りで運用した場合、運用益は約19万7,000円になります。ここに税金がかかると約4万円、手取りの収益が少なくなります。
運用期間が20年間になれば、同じく月1万円を年利回り3%で運用したときの収益は約88万円、税金額は約17万8千円になります。この税額が手取りになるかならないかは、お金を効率的に増やせるかどうかを大きく左右するといえます。
NISAで利用できる投資信託とは?
NISAで投資できるのは、上場株式や投資信託などです。 このうち投資信託とは、投資信託を購入した人(投資家)から集まったお金をひとつの資金(ファンド)としてまとめて、運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資をする金融商品のことです。ファンド全体の運用成果に応じて、投資信託の1口当たりの価値である「基準価額」が毎日変動します。運用で収益が出たときには、投資家の保有口数に応じて、分配金という形で収益を分配することもあります。 個人で投資をするときには、国内外の株式や債券などの中からどの資産にどのような割合で投資をするのかを考えて、投資する個別の銘柄を選ぶのが難しいと感じたり、時間や手間がかかったりすることがあるかもしれません。 これに対して投資信託は、専門家が運用方針に基づいて、調査や分析を行って投資対象の資産や銘柄を決定し、運用してくれます。株式や債券など、値動きのある金融商品に投資をするものですので、価格が変動するリスクがありますし、元本が保証されていないことは十分に理解しておくことが大切ですが、自分で株式銘柄などを選んで投資をするのに比べると、資産運用が初めての人にも活用しやすいでしょう。 新しいNISAのうち「つみたて投資枠」では、販売手数料がゼロ、運用にかかる信託報酬というコストが一定水準以下、分配頻度が毎月でないなど、国の基準を満たす所定の投資信託のみに投資対象が限られています。 つみたて投資枠対象商品は241本(2024年10月1日時点)が採用されており、国内の金融機関で一般的に購入できる投資信託(契約型公募投信)全体の約4.1%です。長期の積立や分散投資に適しているという厳しい条件をクリアしたものに絞られているので、初心者の人にも選びやすいものが中心です。
新NISAなら、投資初心者でも始めやすい
運用や投資というと、なんだか難しそうと感じる人が多いかもしれません。一方で、長らく続く低金利下では、預金だけで資産を保有していても思うようにお金が増えないと悩むこともあるのではないでしょうか。 少しずつ運用にチャレンジする時に、NISAは有効です。一括投資とつみたて投資が併用できるようになったうえ、非課税保有期間を気にせずより長期運用できるようになり、さらに投資枠も増え、様々な使い方ができるようになりました。 特に新しいNISAでは、ひとつの制度で「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用できます。 投資が初めてで、なるべくリスクを抑えたいときや、まだ運用に充てられるお金がそれほどないときには「つみたて投資枠」を使って少額から積立投資を始めて、のちに運用経験を積み、資金が増えてきたら「成長投資枠」を使って株式などを一括購入するといった使い方もできます。ご自身の貯蓄や家計の状況、投資経験などに応じて、使い分けたいですね。 また、新しい制度では非課税で保有できる期間が無期限になりますので、運用成果をじっくり待つことができます。従来のように非課税期間が限られていませんので、年齢が若いときに始めた運用を、25年、30年と非課税で保有し続けることができるのです。運用ではリターンがプラスになるときもあればマイナスになる局面もありえますが、運用実績が好調なときを焦らずに見極めてから引き出すこともできます。 投資できる上限額も大きくなりますので、資金に余裕があるときには多くのお金を投資に充てることもできます。生涯の非課税限度額1,800万円をフル活用するなら、たとえば25歳から65歳まで40年間、月に2万円ずつ、総額960万円を積立投資で運用し、30歳から40歳の10年間はさらに年84万円、総額840万円を株式などの一括購入で投資するといった方法もあります。 長い人生を通して、そのときの収入に応じて投資額を変えながら運用できます。給与収入からはつみたて投資枠を利用し、ボーナスで成長投資枠を利用するといった使い方もできますね。途中でNISA口座内の商品を売却すると、その簿価(購入時の価格)分は非課税枠を再利用できますので、若いときには住宅購入や子どもの教育費のために運用し、これらのお金を引き出した後には老後のために運用するなど、ライフプランに合わせて活用もしやすいでしょう。 NISAをきっかけに、資産形成を始めてみてもいいですね。
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千葉銀行では、ちばぎんアプリで簡単に投資信託やNISAが始められます。 NISA口座の開設に必要な投信信託口座は、ちばぎんアプリを使うと簡単に開設可能です。 ・手続きに手間をかけたくない ・店舗へ行く時間がない そんな方には「ちばぎんアプリ」がおすすめです。 こちらのサービスをご利用いただくことで、以下のメリットがあります。 ・投資信託口座・NISA口座の口座開設がオンライン上で完結 ・最短で申込の翌営業日に投資信託の口座開設が可能 ・24時間手続きが可能(メンテナンス時間除く) ・アプリ専用投信なら購入時手数料が無料 千葉銀行で投資信託やNISAをご利用の際にはぜひご活用ください。 「じっくり相談しながらご自身に合う資産運用を見つけたい。」 そんな方は、店頭窓口での専任担当者による、ご相談もいただけます。 土日祝日のご面談、平日夕刻のご面談にも対応する「コンサルティングプラザ」もご利用いただけます。
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NISAについてのご留意事項
NISAについてのご留意事項
NISAのお申込みにあたっては、以下の点にご注意ください。 ●NISA口座は開設する年の1月1日において、満18歳以上の方が開設できます。 ●NISA口座は、原則として同一年においてお1人さまにつき1口座のみの開設となります。従って、複数の金融機関でお申込みすることができません。 ●万が一、複数の金融機関で重複してお申込みをした場合、最も希望する金融機関ではない金融機関にNISA口座が開設されることがあります。なお、開設後、一定の条件・手続の下、年単位で金融機関等変更が可能です。 ●NISA口座では、成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能となります。 ●千葉銀行のNISA口座でご購入いただけるのは、株式投資信託のみとなります。 ●成長投資枠でご投資する場合、お買付いただける商品の種類は、当行が成長投資枠対象ファンドとして指定するファンドのみとなります。 ●つみたて投資枠でご投資する場合、お買付いただける商品の種類は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られており、当行が指定する「つみたてNISA(つみたて投資枠)対象ファンド」のみとなります。また、「つみたてNISA購入サービス」の締結が必要であり、同契約に基づき定期かつ継続的に買付が行われます(通常の購入手続による買付はできません)。 ●NISA口座の詳細につきましては、千葉銀行の窓口またはホームページでご確認ください。 ※上記ご留意事項は2025年10月現在の法令に基づくものであり、今後、法令の改正等により変更となる可能性があります。