2025.4.10 更新
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【専門家監修】資産運用のプロに聞く!住宅ローンや金利などの資金計画を含めた住宅購入に向けたライフプランの考え方とは?
住宅の購入を考え始めた際、重要になってくるのがライフプランです。ライフプランとは、将来自分たちがどのような生活を送りたいかをイメージしながら、その実現に向け資金計画を立ててお金の流れを把握すること(ライフプランニング)で、いわば「人生の設計図」とも言えます。しかし、いざライフプランを作ろうと思っても、どこから手をつけて良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は千葉銀行の資産運用コンサルティング部の飯塚さんに、ライフプランの立て方と住宅ローンの選び方、金利の考え方などについて聞きました。
飯塚大(イイヅカマサル)
2級ファイナンシャルプランニング技能士(AFP)、資産形成コンサルタント
千葉銀行 資産運用コンサルティング部に所属。新卒で三菱UFJ証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に入社。三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)に出向し、各種営業を経験した後に営業推進企画・管理、商品サービス企画などを経験。千葉銀行に入行後は、営業を経て商品サービス企画(おかねのバスケットの企画開発・推進)のほか、研修講師などを担当。
1. ライフプランはどう立てればいいの?
——ライフプランは、自分が将来どんな人生を送っていきたいのかを描くものですよね。就職や結婚、マイホームの購入など、将来起こるであろうライフイベントを入れ込みながら作成していくイメージがあります。どのようなタイミングで作るべきものなのでしょうか?
——思い立ったが吉日、ということですね。実際にライフプランを立てる際は、大きなライフイベントをイメージして、そこを起点に作っていく流れでしょうか。
——ライフプランはプロに相談しなくても、一人で作れるものですか?
——ライフプランを立てても、人生がその通りにいくことは稀だと思います。そのような場合には見直しも必要だと思うのですが、どのくらいの頻度で見直しを行うと良いでしょうか。
2. 安心して人生の大きなイベントを迎えるために、お金をどう管理すれば良いの?
——結婚や出産、住宅の購入など、大きなライフイベントには支出が伴います。ライフプランを考えるなかで、どのように資金計画を立てていくのが良いですか?
——そう聞くと、なんだか難しそうな印象を受けます。キャッシュフロー表とはどのようなものでしょうか。
——キャッシュフロー表を作ると、どのようなメリットがありますか?
——なるほど、年間の家計の収支を可視化できるのは便利ですね。キャッシュフロー表を作る時に気を付けるべきポイントはあるでしょうか。
3. マイホームを購入したいけど、住宅ローンや金利はどう選べばいいの?
——ライフプランを作っていく中で、マイホームの購入は大きなライフイベントの一つだと思います。購入を検討する際は、どのように資金計画について考えたら良いでしょうか。
——無理のない範囲での借入れが重要になってくるのですね。
——住宅ローンを組む際には、固定金利や変動金利などがありますが、どちらを選んだら良いのでしょうか。
——住宅ローンはさまざまな銀行が提供していますが、やはり金利が一番低いところで借りるのが良いでしょうか。
——付帯サービスというのは?
——確か団信は、ローンを組んだ方が亡くなった場合に、その家族などに支払われる保険のことですよね。
——保障される範囲が広い団信に入る場合は、やはり金利も高くなりますか?
——それは要チェックですね。では、住宅ローンの返済計画を立てる際に気を付けておくべきポイントはありますか?
——返済額と同等の支払いが発生するのは厳しいですね。注意したいところです。一方の戸建ての場合はどうでしょうか。
4. まずはシミュレーションツールを使って、ライフプランを作ってみよう
ライフプランを作ったほうがいいとは思いつつも、なかなか動けずにいる方は多いのではないでしょうか。ですが、多くの金融機関がライフプランを無料で作れるツールを提供しています。千葉銀行でも、「ちばぎん LifePlan Simulation」をご用意しており、5つの質問に答えていくだけでライフプランを作成できます。ぜひ一度、試してみてください。 また、「ちばの住まいコンシェルジュ」では、ライフプランの作成のほか、マイホーム購入の資金計画、住宅ローンの返済計画などのご相談にお応えしています。今回の記事で紹介したポイントの他にも知りたいことがあれば、まずは相談してみることをおすすめします。