2025.10.31 更新
暮らし
住宅購入の基本的な流れ|購入から入居までの期間の目安も解説
住宅購入を計画する際には、必要な手続きを把握し、一連の流れを理解しておくことが重要です。全体像を把握することでスケジュールを逆算しやすくなり、無理のない計画を立てることができます。 今回は住宅購入の基本的な流れを11段階のプロセスに分けてご紹介します。また、物件の種類ごとに、購入から入居までの大まかな所要期間についても解説します。
1. 住宅を購入するときの基本的な流れ
細かなポイントは状況によっても異なりますが、住宅の購入手続きは大まかに以下のような手順で進めていきます。
住宅の購入手続き手順
1. 資金計画や希望条件を整理する 2. 情報収集を行う 3. 物件の問い合わせや見学を行う 4. 複数の不動産会社・建築会社を比較する 5. 購入申込みを行う 6. 住宅ローンの事前審査を申し込む 7. 売買契約を締結する 8. 住宅ローンの本審査を受ける 9. 内覧を行う 10.残金を決済して物件の引き渡しを受ける 11.確定申告で住宅ローン控除の申請を行う
初めてマイホームを購入する方の場合は、全体的な流れを押さえたうえで、一つ一つのプロセスをしっかりと進めていきましょう。住宅購入の検討段階から入居までの手順を解説します。
1-1.資金計画や希望条件を整理する
住宅の購入を検討するときは、まずは予算の上限を決めてから資金計画を立てる必要があります。こだわりのあるプランを立てたとしても、予算の関係で実現できなければ、また最初からプランを練り直さなければならないこともあるため、初めにしっかりと予算を決めておくことが重要です。 まずは、現在の収入や将来設計をふまえて、無理なく返済できる住宅ローン借入額を計算しましょう。そこに預貯金などを合わせて、どのくらいの住宅購入予算を用意できるのかを明らかにすることが大切です。 次に、住宅を購入するエリアや立地の希望、間取り、設備などを家族で話し合いながら、一つずつ条件を洗い出していきます。叶えたい条件が出そろったら、優先度をつけるようにすれば、予算内に収めやすくなるでしょう。 自身で資金計画や希望条件を整理することが難しい場合は、住まいの購入に向けたアドバイスやサポートをしてくれるサービスを活用してみましょう。千葉銀行のサービス「ちばの住まいコンシェルジュ」では、条件の整理・情報収集の段階から住まいの購入まで、一貫してサポートを行っています。
1-2.情報収集を行う
資金計画や希望条件などを整理したら、不動産情報サイトなどを活用して情報収集を行います。注文住宅の場合は、住宅メーカーや工務店などの施工事例や特徴を調べながら、じっくりと依頼先を絞り込んでみましょう。 建売住宅や中古住宅、マンションの購入であれば、不動産情報サイトなどを利用して該当する物件があるかどうかリサーチしてみるのがおすすめです。希望する条件を組み合わせながら情報を絞り込むことで、理想の住まいを叶えるための費用やおおよその相場を把握できます。 情報収集の結果に基づいて、改めて予算やプランの見直しを行うのもよいでしょう。
1-3.物件の問い合わせや見学を行う
気になる物件や住宅会社が見つかったら、問い合わせを行って直接詳しい話を聞いてみることが大切です。中古物件であれば、この段階で内見予約を取り、実際に建物の内部や周辺環境をチェックしましょう。 建売住宅の場合は、気になる物件を扱う住宅会社に連絡を取り、詳しい設備やプランを確かめることが大切です。注文住宅の場合は、依頼したいハウスメーカーや工務店をいくつかピックアップし、住宅カタログなどを取り寄せて詳しい情報を集めましょう。 住宅展示場などがある場合は、現地に足を運んでモデルハウスを見学したり、現地スタッフに相談をしたりするのも有効です。
1-4.複数の不動産会社・建築会社を比較する
注文住宅の場合は、初めから依頼先を1つに絞るのではなく、複数の候補を丁寧に比較検討することが大切です。ひと通り問い合わせや見学を行ったら、同一のプランで複数の会社に相見積もりを依頼し、各社の提案や価格などを比較してみましょう。 住宅会社によって得意とする工法やデザインは異なるので、同じプランでも提案内容や費用に大きな違いが生まれることもあります。そのため、見積もり依頼を行う際は、自身が希望する工法などの条件は固定しつつも、できるだけ幅広いタイプの会社に依頼をすることで、より良い選択肢がみつかる可能性が高まります。
1-5.購入申込みを行う
建売住宅や中古住宅、マンションの場合は、情報収集で希望に沿った物件が見つかったら、購入申込みを行います。建売住宅や新築マンションの場合は、購入時の申込金(申込証拠金)として現金を支払わなければならない場合があるため、事前に用意が必要かどうかを確認しておくと安心です。 中古住宅の場合、売主が個人であるケースが多いため、仲介者である不動産会社を通じて購入の意思を伝えます。注文住宅の場合は、依頼を決めた施工会社と打ち合わせを行い、具体的なプランを固めていきます。 なお、注文住宅を建てる方で土地探しから始める場合は、施工会社と相談をしながら希望に合った土地を見つけてもらうか、別途不動産会社などに仲介を依頼するのが一般的です。
1-6.住宅ローンの事前審査を申し込む
購入申込みを済ませたら、金融機関を通じて住宅ローンの事前審査を受けます。事前審査とはいっても、希望通りの条件でローンを組めるかどうかが厳正にチェックされるため、本人確認書類や源泉徴収票などの書類の提出が必要となることが一般的です。 書類に不備や漏れがあると、審査に時間がかかるだけでなく、審査が遅れる原因にもなるため、事前にどのような書類が必要であるかを確認しておきましょう。
1-7.売買契約を締結する
住宅ローンの事前審査に通過したら、住宅の契約締結へと進みます。建売住宅、中古住宅、マンションの場合は、売買契約を締結する間に、購入する物件の重要事項説明を受けることになります。 この重要事項説明は法律で義務付けられた重要な手続きであり、住宅に関する権利や建物の状態といった契約に関わる事項の確認を行う重要なプロセスなので、気になる点があればこの段階で質問をし、疑問を解消しておきましょう。特に、法律や不動産に関する専門用語には難しい表現もあるため、分からないことがあれば遠慮せずに質問することが大切です。 重要事項説明書や契約書の内容を詳しくチェックし、納得できれば売買契約を締結します。その際、特に注意が必要なのが「手付金」です。手付金とは、契約の内容を保証するための預け金であり、相場は一般的に契約金額の5~10%程度とされています。最終的には購入代金の一部に組み込まれます。ただし、この段階では住宅ローンの本審査は完了していないため、原則として手持ち金で準備する必要があるため、事前に注意しておきましょう。 金額としても決して小さなものではないため、「契約時点で現金がいくら必要なのか」「どのような方法で資金を調達するのか」を事前に確認しておきましょう。なお、注文住宅の場合は、施工を依頼する住宅会社と建築工事請負契約を結び、正式に工事を依頼することになります。 注文住宅でもこの段階で「着手金(工事開始前に支払う初期費用)」が発生するため、その他の住宅と同様に具体的な金額を把握し、準備に問題がないか確認しておくことが大切です。
1-8.住宅ローンの本審査を受ける
売買契約や工事請負契約が締結されると、住宅ローンの本審査に進みます。本審査では、融資が住宅購入以外の目的に使われることを防ぐため、「本当に不動産を購入するための資金か」もチェック対象となります。 そのため、本審査は住宅の契約後に行われることになっており、審査を受けるには売買契約書や工事請負契約書の提出が必要です。加えて、事前審査とは異なる書類が必要になる場合があるので、金融機関の担当者に確認することが重要です。 本審査に通過すると、金融機関との正式なローン契約(金銭消費貸借契約)が締結されます。
1-9.内覧を行う
注文住宅や建売住宅、新築マンションの場合は、建物が完成する前に売買契約を結ぶ場合が多いです。そのため、物件が引き渡される前に、建物の仕上がりを確認する内覧会が行われるのが一般的です。 内覧会の目的は、建物が図面どおりに仕上がっているかをチェックし、不具合があれば解消してもらうことにあります。例えば、建具のキズや割れなどは、引き渡し後に見つけても施工会社と入居者のどちらに責任があるのか立証が難しいといえます。 内覧会の時点で気がつけば、施工会社の責任として無償で対応してもらえるはずです。そのため、内覧会当日はじっくりと確認ができるように、時間のゆとりを持って臨むことが大切です。
1-10.残金を決済して物件の引き渡しを受ける
建物が完成すると、あらかじめ決めたスケジュールに合わせて物件の引き渡しが行われます。引き渡しの日には、施主と建築会社・住宅会社、金融機関の担当者、司法書士が同席し、「融資の実行」「残金の支払い」「内覧会で見つかった不具合が補修されているかどうかの確認」「登記手続き」をまとめて行います。 住宅ローンの借入金は、金融機関から契約先の住宅会社に直接振り込むのが一般的です。手続きの種類は多いですが、事前に金額計算や書類の準備は済んでいるので、不動産会社の担当者や司法書士の指示に沿って手続きを完了させましょう。
1-11.確定申告で住宅ローン控除の申請を行う
住宅ローン控除を利用する場合は、入居した翌年の確定申告で、住宅ローン控除の申請を行う必要があります。普段は年末調整のみで済ませている給与所得者でも、住宅ローン控除申請時には自分で確定申告を行う必要があるので注意しましょう。 なお、申請の翌年以降は給与所得者の場合、年末調整のみで控除が受けられます。住宅ローン控除を受けるには条件もあるため、事前に確認をしておきましょう。
2. 住宅の購入から入居までの期間の目安
住宅の購入から入居までに必要な期間は、物件のタイプによっても変わってきます。入居までにどのくらいの期間が必要になるのか、物件種類別に見ていきましょう。
2-1. 建売住宅のケース
完成した住宅を販売する「建売住宅」であれば、すでに住宅が完成しているため、購入代金を決済すれば入居ができます。ただし、住宅ローンの審査などもあるため、売買契約締結後から購入代金の決済・引き渡しまで2カ月程度の期間は想定しておくとよいでしょう。 一方、売買契約を締結してから工事が始まる「売建住宅」では、売買契約締結後から完成までに3カ月以上の期間がかかります。その間に住宅ローン審査などの手続きを進めながら、できるだけスケジュールが長引かないようにするのが基本です。
2-2.注文住宅のケース
注文住宅で土地探しからスタートする場合は、トータル期間が1年から1年半ほどと長くなります。建売住宅と比べて打ち合わせ回数も多くなり、設計方法や建材、設備などにこだわると、2年以上かかるケースも珍しくありません。
2-3.中古住宅のケース
中古住宅のスケジュールは建売住宅と同様に、代金を決済すれば売買契約締結から2カ月程度で入居が可能です。ただし、中古物件のなかには、売主がまだ入居中の段階で売却活動が行われているものもあります。 この場合は売主が退去するのを待ち、その後に必要なリフォームや補修、クリーニングなどが行われるため、契約してから数カ月程度かかることもあります。
3.住宅を購入するときの注意点
最後に、住宅の購入計画を立てるうえで注意しておきたいポイントを確認しておきましょう。
3-1. 無理のない返済プランを立てる
住宅ローンを利用する場合は、「いくら借りられるのか」ではなく、「いくらなら安心して返済できるのか」を基準に借入額を判断することが大切です。特に頭金なしのフルローンで住宅を購入しようとすると、入居後の返済負担が大きくなる可能性があるため、予算の設定は慎重に行わなければなりません。 現在の収入だけでなく、将来の見通しなども踏まえたうえで、無理のない返済プランを立てましょう。
3-2. 契約後のキャンセルに注意する
売買契約や工事請負契約を締結した後は、キャンセルすると違約金などが発生するため、注意が必要です。基本的に、契約時に支払った手付金は返金されないため、大きな損失が発生することになります。 また、すでに工事が始まってしまっている場合などでは、大きな違約金が発生する可能性もあります。契約は法的な拘束力のある重要な手続きであるため、気になる点や不安な事項があれば、締結する前に一つずつ確認していくことが大切です。
3-3. 周辺環境もチェックしておく
住宅の購入時には、周辺環境も細かくチェックしておきましょう。極端に言えば、建物や設備は建て替えやリフォームで後から変更可能ですが、立地は変更ができないため、家を建てる土地や購入するエリアの選択は特に慎重に行う必要があります。 実際に現地を訪れて、道路の状況や周辺の施設などを確認し、不動産会社に再開発の計画などを尋ねるなどして、有益な情報をできるだけ多く集めましょう。
4. 住宅購入の流れは全体像で把握しよう
マイホームの購入は、多くの方にとって初めての経験となります。希望するタイミングで入居を実現させるためにも、引き渡しまでにどのような手続きが必要になるのか、全体像を把握しておくことが大切です。 「ちばの住まいコンシェルジュ」では、住宅購入に関するお金やエリア、不動産会社の紹介など、幅広い相談を受け付けています。オンラインでの相談のため、ご自宅から気軽に利用できます。ぜひご活用ください。
【無料オンライン相談】住まい購入のわからないを解消し、後悔しない選択をコンシェルジュが徹底サポート
「ちばの住まいコンシェルジュ」は、住宅購入を検討されている皆さまの疑問にお答えし、中立的な立場でサポートする無料オンライン相談サービスです。 〇こんなお悩みはありませんか? ・高額な住宅購入、後悔したくないけれど情報が多く専門的で前に進めない ・住宅ローンやライフプラン、何から手をつければいいのかわからない ・自分に合った不動産会社や建築会社を見つけたい 経験豊富なコンシェルジュが、お金、住まい、地域に関するご相談に丁寧にお応えします。お客さま一人ひとりの状況や希望に寄り添い、最適なプランをご提案。千葉県に特化した豊富な知識で、安心かつスムーズな住まい探しをサポートいたします。 〇コンシェルジュにご相談いただけること ・住宅ローンやライフプランなどお金に関する相談 ・千葉県エリアに関する情報収集 ・お客さまの条件に合った不動産会社・建築会社等のご紹介 など 理想の住まい探しを「ちばの住まいコンシェルジュ」と一緒に始めてみませんか? ※宅建業に該当する土地や個別物件のご紹介はできませんのでご了承ください。