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2025.11.14 更新
お金
銀行口座開設の基本とおすすめの銀行を徹底解説!種類・流れ・選び方のポイントも紹介
銀行口座は、生活費の支払いや給与の受け取り、キャッシュレス決済など、日々の暮らしのさまざまな場面で役立ちます。 銀行で口座を開設するには、開設する銀行・口座の選択や書類の準備、お申込みが必要です。「どの銀行を選べばよいか」「口座を開設する際に必要なものは何だろう」など、悩む方もいるかもしれません。 本記事では、銀行口座開設の基本や開設までの流れ、選び方のポイント、おすすめの銀行を解説します。ご自身に合った口座を見つけるために、ぜひ参考にしてください。
銀行の種類
銀行は主に「都市銀行」「地方銀行」「ネット銀行」の3種類に分けられます。銀行を選ぶ際に知っておきたい基礎知識として、各銀行の特徴を解説します。
都市銀行
都市銀行は大都市に本店を構え、全国または世界規模で事業を展開する銀行です。日本銀行の定義では、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行が都市銀行に区分されます※。 都市銀行は各地に支店やATMを設置しており、全国どこでも利用しやすい点が特徴です。個人向けから法人向けまで幅広い金融サービスを提供しています。 なお、特に国際的な取引量が多い都市銀行はメガバンクとも呼ばれ、一般的に、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3行が該当します。
地方銀行
地方銀行は、本店を置く地域を中心に事業を展開する、地域密着型の銀行です。その地域に住む方々にとって生活圏に支店やATMが多く、公共料金の収納・支払いができる銀行も多いため、生活のさまざまな場面で利用しやすいのが特徴です。 また、地方銀行によっては投資信託や国債などの金融商品・クレジットカード・各種ローンなど、預金以外の幅広いサービスも提供しています。
ネット銀行
ネット銀行は対面の店舗を持たず、スマートフォンやパソコンなどを通じてインターネット上で取引を行う銀行です。 ネット銀行では口座開設から残高照会、取引明細の確認まで、お金に関する手続きがインターネット上で完結します。紙の通帳は発行されず、お金を出し入れする際はコンビニエンスストアや提携金融機関のATMを利用する点が特徴です。
銀行口座の種類
銀行口座は、「普通預金」「定期預金」「総合口座」などの種類に分けられます。銀行口座を開設する際は、お金を預ける目的に応じた選択が重要です。以下では、銀行口座の主な種類を解説します。
普通預金口座
「普通預金口座」は流動性預金口座の一つで、いつでもお金の引き出しや預け入れができる口座です。1円単位でお金の出し入れができ、給与の受け取りや公共料金・水道光熱費の支払いなど、幅広い用途で利用できます。 「普通預金口座」は、預金保険制度の対象となる口座の場合、金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が保証されます。自由にお金の出し入れができる一方で、定期預金と比較すると金利は低い傾向です。
定期預金口座
「定期預金口座」は、お金を預ける期間があらかじめ決められた口座です。原則として満期日までお金を引き出せませんが、普通預金と比較すると金利が高い傾向にあります。 最も一般的なのは「期間を定めて一括で預けるタイプ」の定期預金で、多くの金融機関では満期1ヶ月〜10年の間で選べます。 ほかにも、「積立定期預金口座」「大口定期預金口座」などの種類があり、お金の運用目的に応じた選択が可能です。すぐに使う予定がなく、まとまった金額を長期的に預けたいときに役立ちます。
総合口座
「総合口座」は、普通預金口座に定期預金などの金融商品がセットになった口座です。 「総合口座」では、普通預金口座を日常的なお金の取引に利用できます。加えて、引き落としの際に残高が不足したときは、定期預金口座などを担保にした自動貸越(自動的に不足分が担保の評価額の範囲内で融資される機能)を利用できる場合があります。 ただし、自動貸越には利息がかかるため、利用した際にはできるだけ早く借り入れた額を入金しましょう。
銀行口座を開設する流れ
銀行口座を開設するときは、口座を開設する銀行を選び、手続きを進めます。手続きの詳細は銀行や口座の種類などで異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
まずは、開設する銀行や口座の種類を選びます。銀行によって手数料・用途・使いやすさなどが異なるため、利用目的に合った銀行を選びましょう。 銀行口座の開設には、本人確認書類や印鑑などが必要です。そのため、事前に準備しておくと、スムーズにお申込みを進められます。銀行口座の開設に必要な書類などは次の項目で詳しくご紹介するため、併せてご確認ください。 口座を開設する方法は、大きく「店頭」と「WEB」の二つに分かれます。 店頭でのお申込みは、窓口で相談しながら手続きを進められますが、銀行の営業時間内に窓口を訪れなければなりません。 WEBでのお申込みは、メンテナンスなどを除いて24時間いつでも申し込める点がメリットです。マイページ登録を行い、口座開設を申し込みます。 申込完了後、銀行での審査・手続きが終了すると、口座開設が完了します。キャッシュカードの送付に要する日数は銀行によって異なりますが、口座開設が完了してから1~2週間後に送付されます。
銀行口座を開設するときに必要なもの
銀行口座の開設には、本人確認書類や印鑑が必要です(※)。銀行によっては、そのほかの書類が求められる場合もあります。以下では、銀行口座の開設時に必要なものを具体例とともに解説します。
※印鑑レス口座を開設する場合、印鑑は不要な場合もあります。
本人確認書類
本人確認書類は、銀行口座の開設を申し込んだ方が本人であることを証明する書類です。本人確認に利用できる書類は各銀行によって異なりますが、以下の顔写真付きの書類が一般的です。 ● 運転免許証 ● 運転経歴証明書(2012年4月1日以降に交付された書類) ● マイナンバーカード(顔写真付き) ● 在留カード なお、各種健康保険証・国民年金手帳・母子健康手帳などの「顔写真のない書類」は、通常、ほかの確認書類を含めて二つ以上の提出が求められます。
印鑑
銀行によっては、店頭での口座開設時に印鑑が必要です。銀行に届け出る印鑑に特に指定はありませんが、「スタンプ印」「ゴム製の浸透印(シャチハタ印)」「イラストや絵柄のある印鑑」は使用できないケースが多いです。 なお、WEBでの口座開設や、一部の銀行の店頭手続きでは、印鑑が不要な「印鑑レス口座」を選べる場合があります。
そのほか必要なもの
店頭での口座開設では、開設目的がわかる資料や現金(開設時に一定額の入金が必要な場合)が必要な場合があります。 WEBでの口座開設では、受付完了の通知や不備があった際の連絡を受け取るために、携帯電話番号・メールアドレスなどの連絡先を準備しましょう。
口座を開設する際の銀行の選び方
一口に「銀行」といっても、利用できるATMやサービス、手数料は各銀行で異なります。口座を開設する際は、ご自身のライフスタイルに合った銀行選びが大切です。以下では、銀行選びのポイントを解説します。 ● 使いやすさ ● 手数料 ● セキュリティ ● サービス
使いやすさ
銀行口座は、給与の受け取り・貯蓄・家賃や水道光熱費の支払い・現金の引き出し・ネットショッピングの代金決済など、幅広いお金のやり取りで利用できます。そのため、「自身にとっての使いやすさ」は銀行選びで重要なポイントです。 例えば、自宅・勤務先などの生活圏に支店やATMが複数あれば、必要なときにすぐお金を引き出せるため、便利です。 また、近年は、多くの銀行が公式アプリを提供しています。スマートフォンでの利用が多い方にとっては、操作性や視認性など、アプリの使いやすさも重要なポイントです。
手数料
銀行口座を使った取引では、ATM利用手数料・振込手数料・インターネットバンキング手数料などがかかります。 手数料は銀行によって異なるため、「手数料がいくらか」「無料となる時間帯や回数があるか」などを事前に確認すると良いでしょう。
セキュリティ
銀行口座には大切なお金を預けるため、「セキュリティ対策」は銀行選びの重要な要素です。 具体的なセキュリティ対策としては、不正ログインへの対策・ATM引き出し限度額の設定・出金時のメール通知などが挙げられます。 また、インターネットでの振り込み・支払いが多い方は、複数のパスワード設定やワンタイムパスワードによる多要素認証が導入されている銀行を選ぶと、安心して口座を利用できます。
サービス
銀行によっては、預金サービスに加えて、投資信託・外貨預金・NISA・個人向け国債・住宅ローンなど、さまざまな金融サービスを提供しています。 資産運用やマイホーム購入などを検討している方にとっては、金融サービスの内容も銀行選びの重要な基準です。資産運用やローンに関する相談サービスを提供している銀行であれば、将来的なライフプランについても相談しやすく、安心です。 また、銀行によっては、各サービスの利用状況に応じて、ATM利用手数料の割引制度があります。なお、割引を受けるには、給与振り込み口座としての利用や一定額以上の預金残高が必要になる場合があります。 制度の内容や適用条件は各銀行で異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
銀行は主に、都市銀行・地方銀行・ネット銀行に分類されます。また、口座には普通預金口座・定期預金口座・総合口座などの種類があり、それぞれに異なる特徴があります。生活スタイルやお住まいの地域に合わせて、ご自身が利用しやすい口座を選びましょう。 銀行口座を開設する際は、本人確認書類と、場合によっては印鑑が必要です。近年は、店頭での手続きに加え、WEB上で口座開設できる銀行が増えています。 一般的な銀行の営業時間は平日午前9時から午後3時までであるため、WEB上での口座開設は営業時間内に窓口を訪れるのが難しい方にとって、非常に便利な方法です。
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寄稿者プロフィール
新井 智美(あらい ともみ)
ファイナンシャルプランナー。2006年11月卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。これまでの執筆・監修実績は3,000本以上。