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2026.3.17 更新
ビジネス
ちばぎん海外ニュース ~中国:日常生活に溶け込むデジタル化~
ちばぎん海外ニュースでは、千葉銀行の海外支店、駐在員事務所から、現地の経済トピックスや進出している日系企業などの動向についてレポートします。今回は、上海駐在員事務所から、「中国:日常生活に溶け込むデジタル化」のテーマでお届けいたします。
1. 支払いはデジタルで!
中国ではWeChat PayやAlipayなどのQRコード決済が生活の隅々まで浸透し、決済時間の短縮や衛生面の向上などに貢献しています。老若男女を問わずスマートフォンでの支払いが日常となっており、筆者自身も現金を使うことはありません。実際に中国に滞在すると、この「現金に頼らない社会」の徹底ぶりは日本との大きな違いとして実感します。 以前は中国国内の携帯番号や預金口座の紐付けが必須であったため、海外からの出張者や旅行者の利用には実質的な制限がありました。しかし、現在はWeChat PayやAlipayなどが海外発行クレジットカードの紐付けに対応するなど、利便性は飛躍的に向上しています。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
出所:Adobe Stock
2. 都市交通のスマート化!
交通においてもデジタル化の恩恵は顕著です。市民の生活の足となっているレンタサイクル(シェアバイク)はアプリを通じた手軽な利用とQRコードによる決済で短距離移動の利便性を高めています。また、鉄道や地下鉄では顔認証やアプリ決済による改札通過システムが普及し、スムーズな移動を実現しています。 路線バスにおいても、アプリで正確発着時刻が確認可能であり、バス専用レーンの整備と相まって渋滞時でも定時で運行されています。 日本の都市交通と比べると、デジタルが日常の移動と自然に結びついていると感じます。
出所:筆者撮影
3. 未来の移動を体験!
北京、上海、深センといった主要都市で実用化が進む「完全無人自動運転タクシー」は、中国のデジタル技術革新の象徴であり、百度(バイドゥ)や小馬智行(ポニーAI)などの企業がサービスを展開しています。 筆者も実際に体験しましたが、車線変更やUターンといった高度な運転も人間と同等レベルでこなし、安全面でも高い信頼性がありました。 自動運転技術の進展は、今後の都市交通の在り方を大きく変える可能性を秘めており、現地ならではのダイナミックな変化を肌で感じています。
出所:筆者撮影
4. 終わりに
これらのデジタル化は、技術革新に留まらず、社会インフラ、経済、人々の生活様式を大きく変容させています。モバイル決済による消費変革、スマート交通による都市生産性の向上、自動運転による移動・物流サービスなど、その進化や社会実装スピードには驚くばかりで、日本を含む他国にとって新たなビジネスモデルや社会変革の可能性を示唆しています。 上海駐在員事務所では、現地ならではの視点でタイムリーな情報を発信し、各専門家の紹介や資金調達の支援など、中国市場で安心してビジネスを展開できるよう幅広くサポートしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。貴社の中国ビジネスが新たなステージへ踏み出す一助となれば幸いです。
※本レポートの内容につきましては、当行の信頼し得る先からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性、信頼性を保証するものではありません。具体的に法律上、会計上、税務上の助言を必要とされる場合は、それぞれの専門家にご相談くださいますようお願い致します。