スマートフォンの安全対策をしていますか?
帰宅したEさんは、スマートフォンがないことに気づきました。幸い、拾得物として届けられており、ほっとひと安心。数日後、インターネットバンキングで不正な送金が発生。実は、EさんはIDやパスワードを忘れないようにスマートフォンで管理していたのです。インターネットバンキングのカードの写真も保存していました。スマートフォンにロックをかけていなかったため、パスワード情報等が盗まれて、インターネットバンキングを悪用されてしまったのです。
スマートフォンは紛失する前提で対策をしておく
スマートフォンは、紛失しやすいものです。インターネットバンキングのIDやパスワード、乱数表などの情報は保存しないようにしましょう。さらに、インターネットバンキングにアクセスした履歴から、誰かが不正にログオンすることもあります。自分以外の誰かが操作できないように、スマートフォンにはロックをかけておきましょう。 もし、スマートフォンを紛失したときには、速やかに、インターネットバンキングのパスワードを変更しましょう。また、遠隔でロックをかけたり、データを消去できるサービスもあります。万が一のときは、これらのサービスを利用するのもよいでしょう。
スマートフォンを安全な状態に保つには
スマートフォンは、パソコンと同じような機能をもっています。そのため、パソコンと同様の注意が必要です。怪しげなアプリをインストールしないことも重要です。また、OSやアプリを最新の状態に保ち、セキュリティの問題を抱えたまま使い続けないようにしましょう。スマートフォンでは、OSやアプリの更新があると、通知が表示されます。 通知が表示されたら、それを無視せず、速やかにアップデートしましょう。 さらに安全に利用するため、スマートフォンにもウイルス対策ソフトをインストールしておきましょう。有害なアプリをインストールしたときに、検知できるようになります。
- (1)信頼できるアプリのみ利用する。ウイルス対策をする
- (2)ロック機能を設定しておき、パソコンから遠隔でスマートフォンのデータを消去できるように設定しておく。紛失したときは、インターネットバンキングのパスワードを変更する
2015年1月29日現在