ちばぎん
2026.4.2 公開
2026.4.2 更新
地銀連携のフロントランナーとして10年前に発足した「千葉・武蔵野アライアンス」 アライアンスの強みを体現した活用事例~営業店人材交流を通じた協調融資の取組み~
経営統合でも合併でもない──。 今から10年前、独立性を維持したまま幅広い分野で協業を進める「千葉・武蔵野アライアンス」は、地銀連携の新モデルとして発足しました。 本アライアンスでは本部の人材交流を盛んに行っておりますが、営業店においても双方の営業店に相互に派遣しあう「営業店人材交流」を実施しています。 今回は営業店人材交流を経験されたお二人に、交流の経験を活かして両行の協調融資に繋げた事例についてお話を伺いました。
人材交流がきっかけで動き出した大型案件
―まず、この協調融資のきっかけについて教えてください。
福地:
今回の協調融資のきっかけは、営業店人材交流(※)でした。大口の不動産購入ニーズがあるお客さまをご紹介いただき、『規模が大きいので一緒に協調で取り組めないか』と千葉銀行の井手さんから相談を受けたのが始まりです。私と井手さんは営業店人材交流を通じて知り合いだったので、アライアンスの強みを活かし、双方で課題や審査目線を共有しながら進めた結果、無事に大口の協調融資を実行することができました。
※営業店人材交流は、半年に一度、両行の担当者同士を1週間程度にわたり相互に派遣しあうプログラム。取引先への帯同訪問、各種会議・勉強会への参加のほか、両行の審査基準やシステムを学び、交流店同士のディスカッションを通じて両行の関係性を深めようと実施しているものになります。
―かなり大きな金額だったようですが、千葉銀行としてはどのようにお考えでしたか?
井手:
取引を開始してから比較的日の浅いお客さまから大口の案件相談をいただきました。立地は良い物件でしたが、建物の内容に少し懸念もあり、審査に正しく理解してもらうことが非常に難しかったですね。営業店人材交流を通じて互いの審査スタンスを理解していたこともありますが、アライアンスによる連携がなければ、ここまでスムーズには進まなかったと思います。
―案件相談に応えるにあたって、アライアンスの効果を感じた場面はありましたか?
福地:
アライアンスを組んでいて本当に良かったと感じました。相談を受けてから比較的早く回答できたので、お客さまも安心されたようでした。不動産の決済期限が迫る中、お金を揃える必要があったため、迅速な対応にとても感謝されましたね。
“互いの強み”を共有できる関係性
―都内店同士での連携で感じていることはありますか?
福地:
千葉銀行さんはエクイティ支援、ノンリコースローン、LBOなど、我々が持っていない知見を豊富に持っています。アライアンスの関係だからこそ、そうしたノウハウを気軽に教えてもらえる。 “最も聞きやすい相手”として密に連携できるのは、本当に大きな強みです。
井手:
都内では特に、両行がすごく密に活動しています。そのことをもっと多くの方に知ってほしいですね。コミュニケーションしやすい環境が整っていることも、アライアンスの魅力の一つです。
―最後に、アライアンスを活かす上で大切にしていることを教えてください。
福地:
「遠慮なく聞いてほしい」ということですね。我々も積極的に聞いていきたいです。“千葉”というワードが出たら、まず相談してみる。この関係が、課題解決のスピードや質を高めてくれると思います。
【千葉・武蔵野アライアンス】 アライアンス10周年記念映像