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1994年4月、当行は約30年ぶりに人事考課制度を改定した。新たに実務能力項目を追加し、昇格適性確認テストを導入するなど、能力開発型の人事考課に移行した。評価体系も、職位・担当業務ごとに求められる実務能力中心の「行動評価」(人事考課)と、営業成績中心の「実績評価」(賞与査定)の2本立てとした。
さらに、1997年4月には、職員一人ひとりが自身のキャリアプランに応じて自由にコースを選択できる、複線型人事制度を導入した。設定した3コースは以下のとおりである。
なお、職員が一定の年齢に達した際にコース選択を見直す機会を設けたほか、年1回、本人が希望すれば筆記試験や面談等を経てコース転換できるようにした。
1998年4月、千葉市稲毛区長沼町に「ちばぎん研修センター」を開設した。創立50周年記念事業の一環で整備した同センターには、さまざまな用途に対応する13の研修室のほか、全65室の宿泊部屋、食堂、談話室などが備えられた。
当行は1998年度を「研修元年」と位置付け、新入行員研修のレベルアップや投資信託研修の導入など、同センターを活用しながら効果的・効率的な研修の企画・運営に取り組んでいった。
2001年に初めて支店長職を公募し、小論文や面接による選考を経て、同年10月の人事異動で6名を登用した。このような職務公募制度はその後、都内店の営業担当や本部の企画担当などに対象を広げ、意欲ある職員の自発的なキャリア形成ニーズに応える「キャリア・セレクトプラン」として現在まで続いている。
1994年12月、創立50周年記念事業の一環で、「ちばぎんクラブ」を千葉市中央区千葉寺町から同区汐見丘町に移転した。新しいちばぎんクラブは、レストラン、談話室、和室などを備え、取引先との懇親や職員・OBらの親睦の場として活用されている。また、保養所では、1996年7月に「鵜原海浜荘」を勝浦市崖塚にリニューアルオープンした。この他、1993年7月に「四街道社宅」を、1997年5月に「馬橋寮」を新設した。
一方で、物件費削減と資産効率化を目的として、この時期に多くの施設を廃止した。