目次
閉じる
- 第1部
- 第2部
- 第3部
目次
閉じる
当行は、これまで取り組んできたCSR活動をグループ全体で組織的に推進していくため、2009年10月に代表取締役専務執行役員を室長とするCSR推進室を設置し、「グループCSR活動方針」を策定した。
また、当行では地域貢献活動をCSRの大きな柱と位置付け、「未来を育む」をキーワードに「ひと」「環境」「産業」の育成に資する活動などを幅広く展開した。この時期の主な取組みは以下のとおりである。
国内クレジット制度※9
UNEP FI※10
当行グループは、東日本大震災の被災地に義援金約6,500万円、救護用タオル約1万5,000枚、ペットボトル飲料400本を送った。また、発生直後の2011年3月に「東北地方太平洋沖地震被害復旧融資制度」を創設して、被災事業者の資金繰り支援に努めた。
この他、県内の農業生産者などの復興を後押しする目的で、同年5月に千葉県農産品販売フェア「ちばぎんマルシェ」を開催した。同年6月には抽選で県内宿泊施設のペア宿泊券があたる「がんばろう千葉 観光応援定期預金」の取扱いを開始した。
2013年3月に創立70周年を迎えるにあたり、当行では2010年11月に「70周年記念事業委員会」を設置し、記念事業の検討や準備を進めてきた。
周年期間中は記念ロゴ入りの名刺やカレンダーなどで70周年をPRするとともに、地域のお客さま、株主、従業員などさまざまなステークホルダーに対して、幅広く記念事業を展開した。
地域貢献を目的としたものでは、コンサート(2012年11月、2013年4月)や寄席(2013年3月)の開催、「ちばぎんの森」森林整備活動(2013年2月)、移動採血車の寄贈(2013年3月)などを行った。また、2013年2月に旧木更津支店跡地を「ちばぎんひまわり憩いの広場」として整備し、地域住民に開放したほか、2013年4月に、JR千葉駅近くに「ちばぎん金融資料室」をオープンした(2020年に新本店ビル内に移設)。
同じく2013年4月には、創立10周年記念事業の一環で創設した千葉県福祉財団を「ちばぎんみらい財団」に改組し、県内の産業・文化芸術の振興、生活・福祉の向上に資する事業をスタートさせた。
この他、2013年4月に通帳・ICキャッシュカードのデザインを全面改定し、6月には記念配当を行った。
※9 国内クレジット制度
中小企業等が省エネ設備の導入などにより削減した温室効果ガスを排出権(国内クレジット)として国が認証し、大企業等が買い取る制度。
※10 UNEP FI
国連環境計画・金融イニシアティブのこと。1992年に創設された、国連環境計画(UNEP)と金融機関の自主的な協定に基づく組織。