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銀行業界における広告規制の緩和によって、1990年6月にラジオCMが、翌年1月にテレビCMが解禁されると、当行は地元のFM放送局エフエムサウンド千葉(現・ベイエフエム)と千葉テレビ放送でCMを開始した。
また、地域のプロスポーツを応援するため、1995年より、千葉県に本拠地を置くJリーグチーム「ジェフユナイテッド市原」(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)と「柏レイソル」によるプレシーズンマッチ「ちばぎんカップ」の特別協賛を開始した。また、それぞれのチームキャラクターを通帳・キャッシュカードのデザインにも使っている(現在はキャッシュカードのみ)。
1996年4月には、幅広い層に親しまれている「タンタン&スノーウィ」※25を当行のキャラクターに採用した。通帳・キャッシュカード、ポスター、カレンダーなどで継続して使用することで認知度を高めていった。
インターネットの普及を受けて、同年12月にはホームページを開設した。会社概要、ニュースリリース、取扱商品・サービスのほか、季節ごとの千葉県の行楽情報なども掲載し、コンテンツの充実に努めた。
1982年4月に施行された新「銀行法」では、新たにディスクロージャー(情報開示)に関する規定が盛り込まれた。これを受け、当行も従来の「千葉銀行のあらまし」を見直し、1983年3月期から開示内容を充実させた「ディスクロージャー誌」の発行を開始した。なお、バブル崩壊後はルールに則り、ディスクロージャー誌にて、破綻先債権、延滞債権、銀行法に基づくリスク管理債権および金融再生法開示債権など、不良債権の詳細を開示していった。
当行は1993年3月の創立50周年に向けて、福祉・環境分野でさまざまな記念事業を実施した。
1992年4月、千葉大学看護学部に寄付講座「家族看護学講座」を開講した。本講座では家族による高齢者介護などの研究を5年にわたって行った。同年11月には千葉県長寿ふれあいセンターに1億円の基本財産で「ひまわり基金」を創設した。
また、千葉県緑化推進委員会の「みどり豊かなふるさとづくり活動」に貢献するため、1992年10月〜1994年8月まで「ちばぎんみどりの口座」を取り扱った。これは、顧客が指定した普通預金などの利息の20%を同社団法人に寄付する仕組みで、当行も同額を寄付し、総額は1,300万円にのぼった。
さらに、1992年12月には千葉日報社と共同で「ちば環境文化賞」を創設した。この賞は、県民に環境への意識を高めてもらうことを目的として、自然保護や生活環境の向上で功績を残した個人・団体を顕彰するものであった。
※25 タンタン&スノーウィ
1929年に誕生した、新聞記者の少年とその飼い犬の冒険を描いたベルギーの絵本。ヨーロッパを中心に世界中で人気がある。