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当行はこれまで、時世に合わせ、さまざまなメディアを通じてブランド広告を展開してきた。
2014年7月からは「いっしょがチカラ」、2017年4月からは「WITH YOUR CHALLENGE.」、2021年1月からは「わが家は、 なにかと ちばぎんです。」と、いつの時代のメッセージも地域やお客さまとのつながりを強く意識したものであった。
近年では、イメージキャラクターにも千葉県ゆかりのタレントを起用し、CMやポスターなどで地域密着をアピールしている。
また、2016年3月からはオリジナルキャラクターの「ひまりん」を使用している。バンクフラワーのひまわりをモチーフとした親しみやすいキャラクターは、職員の公募によって誕生したもので、主催イベントやSNS、各種頒布品などで当行のイメージアップに貢献している。
一方、役職員向け行内広報においては、長く続けてきたCVCニュースが2016年6月の放送回で通算400回を数え、行内報「ちばぎん」の2020年8月号が創刊700号となった。行内報の記念号では過去の名物コーナーを取り上げたほか、歴代編集長が登場し、当時を振り返った。
2019年7月にグループCSR活動方針を持続的経営の観点を取り入れた「ちばぎんグループサステナビリティ方針」に見直したことで、当行の地域貢献活動も社会課題の解決に資するものへと拡充していった。
2020年9月、当行は千葉県社会福祉協議会およびフードバンクちばと連携協定を結び、生活困窮者への食品提供支援を始めた。行内で定期的にフードドライブ※33を実施しているほか、当行本体でもフレッシュファームちばから購入した農産品や、株式保有先の株主優待制度で取得した食品等を毎年フードバンクちばに寄贈している。なお、グループ会社でも同様の取組みを行っている。
2021年7月には「いしがみひまわりプロジェクト」を実施した。この取組みは、春の菜の花畑が有名な小湊鐵道沿線の市原市石神地区に、夏の時期バンクフラワーのひまわりを植え、秋の紅葉シーズンまで地域の賑わいを持続させることが目的であった。苗植えには、地元の里山活動団体らに交じって当行の役職員やその家族がボランティアとして参加した。なお、2022年は、ちばぎん商店の「C-VALUE」の新規プロジェクトとして、行外からも広く賛同者を募った。
2022年度より高校の授業で金融教育が必修化されるなど、わが国においても金融リテラシーを高める取組みが本格化してきた。経済社会の潤滑油とも言われる銀行がこの分野で果たす役割は大きく、当行においてもこれまで「ひとの未来を育む」活動の一環で、幅広く金融教育に携わってきた。
10年以上続けている千葉大学での寄付講座「実務家による金融基礎知識」や、全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」千葉大会の開催、地元小中学生の職場体験の受入れに加え、2021年からは、主に千葉県内の小学生を対象とした教育イベント「みらいの学びフェスティバル」に、コンテンツ制作や送客の面で協力を行っている。
また、2021年12月には千葉市が立ち上げた「ちばアントレプレナーシップ教育コンソーシアム Seedlings of Chiba」に参画した。このコンソーシアムは、アントレプレナーシップ(起業家精神)を持つ人材の育成に向け、産官学が連携して教育環境の整備や普及啓発に努めていくことを目的としており、発足時当行を含む13の企業・団体が加盟した。
このほか、金融教育に役立つチャネルも充実させた。当行が創立70周年記念事業で設置した「ちばぎん金融資料室」を、本店建て替えにあたって館内に移設し、コンテンツも一部リニューアルした。コロナ禍で一時オープンを見合わせていたものの、新本店ビルのグランドオープンに合わせ2023年5月より一般開放している。
2022年4月にはホームページに金融教育WEBサイトを開設した。若年層がお金について楽しみながら学べるコンテンツを多く取り入れており、経済や金融の仕組みについて分かりやすく解説している。
※33 フードドライブ
家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンク団体等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に寄付する活動のこと。