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2004年6月、早川頭取が取締役相談役に、副頭取の石井俊昭(いしい としあき)が取締役会長に、取締役専務執行役員の竹山正(たけやま ただし)が第7代頭取に就任し、新しい経営体制がスタートした。なお、竹山頭取は2007年8月〜2009年7月まで千葉県経済同友会代表幹事を務めるなど、公職を歴任した。
2005年4月、第8次中期経営計画「『価値創造』へ向けて 挑戦と革新の100週間」(~2007年3月)がスタートした。本中計を「5年後の当行グループのありたい姿」に向かう第1段階と位置付け、CSRを基本に置いた施策の実施により、株主、地域社会、職員などすべてのステークホルダーにとっての「価値創造」を目指した。本中計では経営指針に「進化しつづける『地域の総合金融サービスグループ』の実現」を掲げ、主要課題を「ゆるぎない営業基盤の確立」と「経営システムの不断の変革」による「市場優位性・持続的収益力・ブランド力の飛躍的向上」とした。
続く2007年4月には第9次中期経営計画「地域とともに歩む 信頼と成長の100週間」(~2009年3月)がスタートした。本中計では、CSR経営をさらに進め、将来の当行グループのありたい姿を、「すべてのステークホルダーとともに『持続的な成長』を実現していくこと」とした。そして、経営指針に「高い支持を受ける『地域の総合金融サービスグループ』の確立」を掲げ、主要課題として「経営管理態勢の強化」「営業基盤の拡充」「地域社会発展への貢献」を挙げた。
竹山頭取就任後、CSR経営を実践するなかでCS向上活動でも新たな取組みを開始した。
2005年10月より、「熱血CS宣言」と銘打ったCS向上キャンペーンを展開した。職員は職場のCS宣言を記載したプレートを着用し、運用マニュアルも制定した。同時期、外部モニター(調査会社)による営業店の窓口応対や電話対応などの調査も開始した。2007年5月には、職場内で同僚の顧客サービスを評価・投票し、優秀者を表彰する「エクセレントサービスキャンペーン」を実施した。
そして、2008年1月には全行を挙げて「ちばぎんハートフルプロジェクト」をスタートさせた。高齢者や障がいのある方をはじめ、すべてのお客さまに安心して当行と取引きしていただくことを目指したこの取組みでは、店舗のバリアフリー化や視覚障がい者対応ATMの設置をはじめ、職員の手話講習や「サービス介助士」の資格取得など、ハード・ソフト両面で店頭サービスの充実を図った。
2003年12月8日、緒方太郎相談役(第4代頭取)が死去した。享年84歳であった。2004年1月15日、早川頭取を葬儀委員長として、千葉市美浜区の幕張メッセ国際会議場にて「お別れの会」を執り行い、各界から1,700人の弔問があった。